■「でごもけでごも」「かね」「おめけ」... 秋田県人同士のLINEが難解すぎて1ミリも理解できない
(Jタウンネット - 09月20日 11:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=5795554
A「ごんぼけごんぼ」
B「でごもけでごも」
A「かね」
B「でごかねばごんぼもかへね」
A「ごぼく」
B「みょうがけみょうが」
A「かね」
こうして改めてみると凄いな。しかも全部平仮名だと尚更。
俺は青森県八戸市の出身で、小学校以降から千葉だから、まぁ殆ど『千葉県人』ではあるんだけど、しかし頭が柔らかい頃に覚えたことってのはしっかり覚えるもんだね。たまぁ〜に八戸の方言を喋ったりすると、その流暢さに母親が驚く。
こっち(関東)に暮らしていると、東北６県を十把一絡げに『ズーズー弁』で片付けちゃう人が多いけど、全然違うからね。県毎に違うなんてレベルではなく、県内でもその地方によって違ったり、下手すると川のこっちと向こうで微妙に違うとか、すげー細かい違いがあるからね。
『青森県』と一言に言っても、実は右下の八戸周辺と、岩手県が『南部藩』で、その他の青森市や弘前市なんかは『津軽藩』。
そして、実は南部と津軽はめちゃくちゃ仲が悪いんだけどね。まぁその話は置いといて…
俺の出身である南部地方の南部弁は、比較的標準語に近くて、ただそれが訛ってる感じ。
しかし津軽弁は単語からして違うから、俺が聴いてもサッパリ解らない。
さて、記事にある秋田の方言だが、これは南部弁と似てる部分が結構ある。解説を聞くまで解らなかったが、聞いてから改めて読むと『なるほど』ってのが幾つかある。
『ごんぼ』は『ゴボウ』が訛ったモノ。訛りと言うかイントネーションの違い。
『け』ってのは『食え』の意味で、究極の省略形。
『でご』は『ダイコン』の訛ったモノ。
『かね』も同様『食わね』の短縮形。
『でごかねば』は『ダイコン食わないならば』
『ごんぼもかへね』→『ゴボウも食わせない』。『食わせね』が『かへね』になる。
後に『世界一短い会話』なる笑い話として聞いたんだけど、
『どさ？』
『ゆさ』
なんてのがある。
『どさ？』は『どこさ行くんだ？』
『ゆさ』は『湯(お風呂)入りに行くだ』
の意味。もう少し丁寧に話すなら
『どごさ行ぐっきゃ？』
『湯さ入りに行ぐじゃ〜』とも言う。
『か、け』
なんてのもあるな。『か』は『ほらコレ』みたいなニュアンスで、『ほらコレ食べな』という意味合いなる。語学界広しと言えど２文字で相手を労えるコストパフォーマンスは、語学界広しと言えど他にあるまい。
そんな俺は今日岩手県に行きます。盛岡に住む親戚の家に。
３連休の初日だけあって、朝９時の東京駅は物凄い人でごった返している。
ではでは。
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