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2020年01月20日12:57

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ついでに原発も廃止して欲しい話

■野党、カジノ廃止法案を提出=政権追及の柱に
(時事通信社 - 01月20日 11:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5941814

いつも読んでいる経済系メルマガより。
カジノと同様に腐敗の温床やな。

●原発再稼働の安全対策や廃炉などにかかる費用が総額13兆円に上るとの報道を巡り、
梶山弘志経済産業相は17日の閣議後記者会見で「安全対策費の増加を踏まえても原発は低廉な電源と考えている」と述べ、発電コストの再検証は現時点で必要ないとの認識を示した。
梶山氏は「原発の経済性は電力会社が費用だけでなく、発電所の規模や運転期間などさまざまな要素を加味して評価している」と説明。政府が2015年にまとめた電源ごとの発電コストの検証結果を基に「(当時行った)安全対策費が増加した場合の分析を踏まえても、政府としては低廉な電源と考えている」と強調した。
  共同通信 1月17日 
   __________

★日本のエネルギー政策は「思考停止」状態が続いていることを教えてくれる記事です。

経済産業省は2015年策定の発電コスト検証を根拠に、最も低コストの発電は、キロワット時10.1円の原子力発電であると言っています。根拠となる検証はこれです。https://bit.ly/3ageVPX

この検証を少し見るだけでも穴だらけです。
・コストの中の建築費は1炉あたり4千億円とありますが、欧米の実績は1兆円以上かかっています。
・建築費の大部分は借入されますが、その金融費用が抜けています。
・事故発生頻度は1炉あたり4千年に一度としていますが、世界の実績は2900年に1回であり、
 日本の実績は500年に1回です。
・世界の事故確率を使って米国のEIA(エネルギー情報局)が試算した発電コストは12.3〜15.1円です。

経済産業省が試算した日本の発電コストは明確な誤りがあるのです。誤った事実認識をベースに政策を策定・実行しているのですから、結果も誤りになるしかないのです。

こうした過ちを続けるのは「サンクコストの呪縛」によるものです。

サンクコストとはすでに使っていて、絶対戻らない時間やお金、労力のことをいいます。
すでに投じた労力、時間、お金を惜しんで、「こんなに費やしたのだから・・・」と固執してしまうのです。

あなたがゲームをするなら、課金によって抜けられなくなる経験はないでしょうか。 より高いレベルに早く到達するために、アイテムを買って、人より早く上級ステージに行きがちです。
そして、上に行けば行くほど、より多くの課金をすることになります。途中で、その状況に気付くのですが、それまでに数万円、数十万円使っており、課金をやめると、それまでに使ったお金が無駄になってしまうので止められなくなります。

これは、エステや女性のいる酒場やギャンブルや株でも同じことが起きることはご存じでしょう。賢い主婦でも同じです。ポイントカードを持つお店には頻繁に行き、ポイントをためるために無駄な買い物をしがちです。

経済産業省も同じです。
原子力発電に過度に人も金も時間をつぎ込んでしまったために、そこから抜け出せないのです。
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