タレントの不倫

誰がどこの奥さんや旦那と付き合おうが、全く関係ない。
我が家のことであれば関係ある。
どういうつもりか、これからどうするのか、と話し合いをするだろう。
でも、人の家の話はどうでもいい。

でも、そのどうでもいいものを、ニュースにするメディアがある。
こんなことをしてるんですよ、どう思います？と。
そして、それに反応していろいろ書き込む人がいる。

ほっとけよ。

メディアは、お金の取れる記事を公表する。個人を叩く。
そうじゃなきゃ、ほっておく。
奴らの、さじ加減一つ。
実際愛妻家でも知られた、先日亡くなったある役者は、今までに寝た相手が１３００人だと豪語していたらしい。
これは、不倫ではないんだろうか。なぜ騒がないか。

イメージとの格差を鑑みて、受けるダメージの大きい人間を叩く。
一つのメディアが叩くと、そこに追従して、ネットだ、、新聞だ、ワイドショーだ。
そうして、国民すべてに情報が伝播する。タレントでもなんでもない一個人として、誰かの配偶者である人と恋に落ちてしまった人間を、叩く。

結局、日本という、海に囲まれた出口のない国に住む国民の、これは、独特のストレスの発散法なんだと知る。でも、これのことを。

いじめ。

と呼ぶことはためらうらしい。

日本人の美徳は沢山あるけれど、
仮初の正義を持った集団が、そうでない人間を相手にしたときの、こういう対応。
これについては、唾棄すべきものと考える。

かつて、日本人を戦争に駆り立てた集団心理も、同様のもの。

なにもかわっちゃいねえ。