大坂なおみ選手は、サーシャコーチからポジティブアドバイスを受けてチャンピオンになった。
後ろを向いても何も得るものがないとは言い切れないが、私のように過去に縛られて生きて悩む人も多いことだろう。
打ち明けられない悩みを抱えて苦しむ人への光明になるような、私なりの前を向いた少し後ろを振り返りつつの人生を、自分の好きなマスコットキャラに演じてもらうことにしました。
きっと、私の出来ることは、ささやかな絵を描いて、お話をこさえる以外に特に秀でた点もなく、人生で一番評価された時期が小学校六年生の時の絵の出展がそれだと思う。
私には絵を描く技術がわずかばかりある。
漫画やアニメが大好きなありふれたアニメオタクでしかない自分でも、そこはそれ、必要以上に卑屈になることは良くないし、仮に記録にも記憶にも残らないような平凡で下り坂の人生でも、私は私として生きて生きてそして愛を語るのだ。
辛い時、悪夢にうなされる日中、ついつい誰かの目の届くところに愚痴やら苦情やら不満やら置いて逃げてしまうけど、それでも私は多少のことで負けてはいけないんだって思う。
ポジティブになれなくて良い。
嘆く時もうれしい時も、病める時も健やかなる時も、それは私でありみんなの一員として、何かしら努力して、仮に夢半ばで人生の終焉を迎えても、最後まで生きることが何より大事。
無職生活が続くけど、有名な画家さんだって生前貧乏だったり無職同然だった時期があるらしいし、こと芸術センスは個人の本質を表す。
私に何か良い素質が眠っているかもしれないのだし、もうしばらく生きていられるかわからないけど、そんなことは大きな問題じゃない。
今日の晩御飯に感謝し、明日のカレーライスに感謝し、私を取り巻く環境ときちんと向き合ってみよう。
持病や体調不良が多い人生だけど、生きていれば何かと不便はつきものだ。
お金持ちに憧れたこともあったけど、お金がなきゃないでそん時はそん時だ。
弱音吐いてでも格好悪くても、無駄飯食らいでも、とにかくもう少し生きて絵本と言うものを書店に並べてみたい。
私は自分の絵が好きだ。
日の目を見ない原稿だって山ほどあるし、過去に書いた小説は全部捨ててしまったけど、浪費と思うまい。
人生の授業料だ。
私の師匠、故・デヴ師匠は生前仰った。
「必要な無駄もある」
矛盾した一文だけど、きっと無駄の中の必要とか必要に見えて無駄とか、もの事には多面性があって、そういう一言で言い表せない状況が、地球なんだと教えてくださったのかもしれない。
デヴさんともっとお話ししたかった。
でも、生きている間に一度でも直に会って話ができたことを幸運の思う。
不幸な別れは多々あれど、出会いは素敵なんだと言える。
喧嘩別れしてしまう友人もいたけど、意見の相違は大人社会でよくあることだ。
この日記に書いてあることを、要点をまとめて、一つのお話にできて、絵を添えたら、素晴らしい絵本の原稿が完成するかもしれない。
今日明日は、コレクションの転売準備で絵本に触れないけど、資材が届くまでの間、星の王子様でも読んで勉強しよう。
ちなみに絵本とは関係ないけど、一番好きな女性であるマユっちの肖像で二度と描けないだろうっていうのが、サンタマユっちです。
「やあ、サンタのお姉さんですよ」
そんな台詞を思い浮かべて前向きに描けたと思う会心の一枚。
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