なんてちっぽけなんだ。

宇宙の広大さ、絶大な質量に比べ、地球はあまりに小さい。

その地球の表面すれすれを行ったり来たりして、殺し合って、罵り合って、憎み合って、その上で愛を語る人類のなんとむなしいことか。

諸行無常。

変わらないものなどない。

時間と空間と物質の変化だけが真実。

宇宙のルールに縛られて、天寿を全うする覚悟ができないまま、今、私は私の死をひっそりと恐れている。

もっとできることがあったかもしれない。

先週末から薬の配分が変わって、寝込むようになった。

働くどころの話じゃない。

ただただ眠気に抗えないまま布団の中。

フランスでは歴史ある寺院の大火災でパリっ子が悲嘆に暮れている。

信仰の場を大切に思うのは分かるが、諸行無常が真実なので、一つの変化だととらえよう。

いずれ、私も死に至る。

笑って終わるつもりだけど、今はまだ生きていたい。

生きていたいけど、私の死はとてもどうでも良いことなんだって知ってる。