原作がろくに台詞もコミュニケーションも無いのでどうなるんだろうと思ったら、
原作者の改心や脚本家の村井さだゆきがファンタジー物みたいにうまく110分
にまとめてくれて、大変楽しかった!!
1つのストーリーにしやすくなるよう、食糧不足で危険なことになっている集落
が監視をくぐり抜け、襲いかかってくる外敵を撃退しつつ食料が取れるところに
行ったら、大量の外敵がやってきて絶望的なところ、ふらりとやってきた、イケ
メン旅行者の霧亥が重力子放射線射出装置をぶっ放して一掃してくれました。
しかも彼に同行していると敵も寄ってこないので、ずっと居てくれよ、霧亥!
まあ、こんな感じのわかりやすい話になっていて、無限につづく構造物で
埋め尽くされた空間が見事に描けているし、無機質だったキャラも今風に
なっていて原作既読者としては苦笑するくらい一般人に売れるよう努力されて
あの世界で「一日の終わりにはたき火すると落ち着くんだよ」なんてシーンが
出るとは思わなかった(^^;
目玉となる「重力子放射線射出装置」の表現、音響がまた良い感じで、敵味方
ともに撃ち合って、あたりがめちゃくちゃになってく様子とかたまらんです(^^)
見に行った映画館がドルビーアトモス対応だったのでより、迫力あったというか。
原作では、霧亥は電池切れで倒れるようなことは、ほぼ無かったんだけど、
劇場版では重力子放射線射出装置に充電する必要があるように改変されてて
それが緊迫感を生むし、無制限じゃ無いところが逆にキャラクターになじみを生
ませてたなあ。
それとシャキサクと呼ばれる、霧亥が食っていた固そうなカロリーメイトみたい
なのは、弐瓶があれは固形グリスですとか言ってたけど、さすがにそれはどうか
?と思ったのか、固いけど水に浸けると数百倍に膨らんで美味しく食べられるよ
うになっていたのは笑った。
とりとめも無くなってきたけど、ほぼ退屈せずに観られたし、妙にあの世界に
馴染んでしまったのか、もう一度観たくなってきてる(^^;
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