今年は世界三大親日国のひとつ、フィンランドとの国交100周年の年です
https://www.japanfinland100.jp/
因みに他の二か国はトルコと台湾ですね。
私がイメージするフィンランド人といえば「フライング・フィン」と呼ばれるスポーツ選手達
特にフォーミュラ1選手権チャンピオンのケケ・ロズベルグは筆頭です。
写真はネットで拾った’83年のモナコ(ウイリアムズFW08C)で優勝した時のもの。
この時のロズベルグはまさに神がかり的な走りで、物理学さえ超越した車の動きが当時の中継映像からもうかがえます。
漫画「サーキットの狼」で、ジャンピングターン・フラッシュというドライビングテクニックが登場しますが、余りに荒唐無稽で漫画の世界だから成立すると思っていたものが、モナコのロズベルグが繰り出すテクニックがまさにコレで腰を抜かしたものです
「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」(2017)
6月8日、先行上映に行きました
’85年版などのリメイクというより、同題名の別作品ですね。
例えれば忠臣蔵の後発作品をリメイクとは言わないように、フィンランドの国民映画です。
普通の映画では避けるべき演出脚本をあえて用いる事で題名の重みを増してます。
今年観た映画の中では今のところ私的に断トツ圧倒的にトップ作品。
前売りは売り切れていて、当日券で入りました、場内満員。
トークショーもありました。
フィンランド軍といえば勿論この人、斎木伸生さん。
右は配給会社の方。
観客はミリオタが以外にも小数(同日の他のイベントに行ってると思われ)で、普通の映画通が多数派だった印象です。
なので斉木さんは真面目トークに苦労されてる様子でした
一方最近ありがちなパターンで、低価格着席イベントなので早くから暇つぶし目的で来て居眠りしてる老人も多数だったので、当日券も売り切れで入れなかった方も居ると思われます
所でこの前の週、会場の国立映画アーカイブでは「ヤン・パラフ」(2018チェコ)の上映と講演「ヤン・パラフから受け継がれたもの:『プラハの春』から『ビロード革命』へ」がありました。
コロッと忘れててファーストデイ割引に目が眩み「ゴジラ対キングギドラ」を観に行ってしまうという凡ミスをやらかしました。「ダマラム、一生の不覚」(声:大塚明夫)です。
http://unknown-soldier.ayapro.ne.jp
翌週15日、フィンランド料理をと思い「nordics hosted by ARABIA」に行ってきました。
「のるるん」に乗って直通、秩父共和国を抜けるとそこはもうフィンランド
お店は宮沢湖の畔、メッツァビレッジにあります。
メッツァエントランスのアート作品。季節に合わせて今は傘
以前レイクサイドパーク宮沢湖という施設でしたが失敗、北欧テーマパークに生まれ変わりました。
バスロータリーは以前はレーシングカートのコースでした。
トレーの期間限定敷紙は歴代ムーミン・マグカップです。
もちろん、料理が来る前にカバンへと(笑)
写真のパスタは「ヤンソンさんの誘惑」。
ストックホルム郷土料理ですが、パンやグラタンなどバリエーションがあるようです。
ムーミン作者のトーベ・ヤンソンさんとは無関係・・・というかこれってスウェーデン料理じゃん
フィンランド人はコーヒー中毒なので、フィンランド郷土料理のサーモンスープと共に
やはりフィンランド名物、肉団子(原料不明)とマシュドポテト
ポテトは体験した事の無いフワッとさで超絶に美味いです。
アラビアはフィンランドの有名陶器ブランドです。
この皿やマグカップはパラティッシと呼ばれ、ビルガー・カイピアイネン氏デザインによるクラッシック銘柄。
料理は日本人の味覚に合わせる事無く観光客に媚びてません。
薄味ですが私の舌には素晴らしく合いました。
他にはデンマーク料理のオープンサンド「スモーブロー」なども提供しています。
アラビアといえばムーミン柄。
店内にも各種展示&販売されています。
ただ、メッツァ限定マグカップはこのお店では売って無いのがミソ。
お店のテーマは現在はアラビアから、「イッタラ」に切り替わってます
https://metsa-hanno.com/guide/1173/
レイクサイドパーク宮沢湖時代の施設は転用せず解体して現在のメッツァが出来ました。
お店では北欧の雑貨や保存食、飲み物など売ってます。
が、フィンランド名物「東郷ビール」は残念ながら見かけませんでした。
宮沢湖(宮沢貯水池)と遠方が宮沢アースダム。
画面右が日本、左がフィンランド。
ダム左岸側にある洪水吐。
湖は以前は釣りスポットとして開放されてましたが、現在は水際立ち入り禁止。
ダム下流の日本領。
そしてダム湖の向こうにムーミン谷が見えます。
ムーミン谷へと向かいます。
ムーミンの水浴び場。
上に見えるワイヤーはアトラクション「飛行おにのジップラインアドベンチャー」。
ジャンジャカジャンジャカ
「雨ぇに濡ぅれ立つ〜、お寂し山よ〜」(歌:西本裕行)。
これがやりたいが為だけに雨の日に行きました。
燈台の左手が、おさびし山です。
ムーミン谷の入り口にやってきました。
ステージショーは雨天の為に中止、代わりに撮影会が行われてました。
超クールなスナフキン、ネットで過剰にイケメンと話題です。
雲のムーミンの背景は展示&商業施設コケムス。
建物の向こうには堰堤と池があり、ここの灌漑システムは宮沢湖と合わせて二段構えに成ってます。
ただ、メッツァ(ムーミンバレーパーク)はゴルフ場に囲まれた構造に成っており、上の堰堤観察には行けません。
コケムス内にはグッズ売店や博物館などがあり、レストランでは定期的に着ぐるみキャラクターが現れ記念撮影も出来ます。
コケムス内のムーミン谷ジオラマ。
圧巻としか言いようがありません
このジオラマ見るだけでムーミンバレーパークに行く価値あり。
ちりばめられた小ネタがマニア心をくすぐる仕組み。
ご先祖さま・・・
朝昼晩と照明も変わります
ムーミン屋敷の上に見えるのは天文台。
色々な意味で危ないヘムレンさん。
意図的に小ネタを隠しているので色々な角度からよくよく観察しないと見落とす事になります
夜更けに成ると光る水晶玉
ヤバ過ぎる。
「ムーミン谷の赤い彗星」(違)
一日3回のみ現れるレアな光景で、一切情報公開無しな秘密演出です(それ自体どうやって知ったかも秘密)
空の色も変わります。
体験展示「ムーミン谷の自然」。
様々なギミックが楽しく、等身大のキャラクター達と写真を撮る事も出来ます。
ヘルシンキアウロラ子ども病院壁画(レプリカ)
雨天なので各種アトラクションや屋外屋台は休止が多かったのは致し方ありません。
ヘムレンさんのキノコ学校にも行けませんでした
夜逃げセット。
灯台。
向こうの売店もやってません。
燈台内部。
ママのバッグと天井裏の落書きにも注目。
ヘムレンさんのスワンボート。
メッツアが出来る前のレクリエーション施設「レイクサイドパーク宮沢湖」時代は湖に手漕ぎやスワンボートがあったのですが、それとは勿論別物で、ちゃんと原作通り再現されたもの。
ムーミン一家の水浴び場。
尻尾用穴のある水着など中の様子も見る事が出来ます。
上に飛行おにのワイヤー。
逃亡犯か脱走兵が逃げ隠れしてるとしか思えない何者かのテント
勿論、ハーモニカを吹く少年ではなく、ギター弾きながらダミ声で歌うオッサンが生活してるに違いありません。
そして遂にムーミン屋敷へ
うまいことこの構図にならないですね。
屋敷へはガイドツアーのみで入れます。
30分おきの少人数なので晴れた日にはチケット即売状態だそうです。
この日は雨にもかかわらず開場1時間後の11時頃申し込みで15:30の回がやっと確保出来ました。
11時前、メッツァをバレーパーク入り口へ向かう途中でもうバレーパークを出て来る人達と次々とすれ違いましたが、おそらく屋敷のチケットだけゲットして時間まで別のところへ行って時間を潰そうと 考えた人達だと思われます。
本国のテーマパークのやつより、より忠実度が高い形状をしてますね。
内部のこだわりも凄いです。
マニアは「コレはアレの話に出てきた物」とすぐに分かると思います。
ミィの小柄さが具体的に分かる物が多いですね(壁のお盆に注目)
食卓のミィの席にはちゃんと本が積まれて高さを合わせてますね。
暖炉の火はライブではなく、おそらく水蒸気を下からライティングしてる形式ですが、凄くリアルです。
台所。
地下室へ。
随時自由見学ではないので、柵とか防護カバーとか設けて無くて、ガイドツアーのみとしたのは良いアイディアだと思います(人数限定なのでプレミアム感も出て宣伝効果も抜群)
失礼ながらガイドさんの解説は無視して細部観察しまくりでした。
特に私には”行動するマニア”ムーミンパパの持ち物がツボにはまりまくりです。
床や樽には小さな足跡が。
樽の中に犯人が居ました。
二階へと。
誰一人見ていない部分に注目です。
おそらくショーンの牧場主の家同様、全て本国から持ち込まれて建設されたと思われます。
ムーミンパパ関連の物体多し。
ムーミンのレントゲン写真が壁の額縁にあったり。
パパママ夫妻の寝室。
ママのバッグの中身の解説。
三階のムーミンパパの縄張り。
疑問は自分の目で確かめる、無い物は自分の手で作る、それでいて周囲の人間模様をよく観察していて謙虚というパパの姿勢は私の理想像でもあります。
パパの机から大きな鍵を取り出して・・・
旅行鞄から魔法の帽子が出現。
スーツケースはおそらく一番上とその下がくり貫かれて実際は?がっていて内容積を稼いでると思われます。
パパはさらに屋根裏スペースも占拠。
他には誰も入れないように縄梯子を上げてしまってます。
が、他の家族は潜望鏡で様子をうかがえる仕組み。
ムーミントロールの部屋。
スノークのお嬢さんの部屋。
水着の穴に注目。
屋敷の外には怪しげな水晶玉が
傘のオブジェをメッツァ出口方向へ。
https://metsa-hanno.com/moominvalleypark/
日本のフィンランド駅(飯能とヘルシンキは姉妹都市ではありません)
この日はこの後、我がヤクルトスワローズが勝利しました。
リーメントのムーミン・テラリウム。
今年の新作。
オマケ。
ムーミン谷の後は「北京ダック」
戦車道の偉い人達が宴会に使っている中国茶房8恵比須店は4月の火災以来復活していないので新宿店に行きました。
前菜。
鴨の丸焼き登場。
その場で切り分け皿に盛ってくれます。
戦闘準備完了。
鴨肉の山椒塩炒め。
北京ダック用に切り分けた他の部分も余すとこなく料理にして提供してくれます。
鴨肉のピリ辛味噌炒め。
明らかに足し合わせると一羽分より多い
ディナー時間帯は需用見込んで事前に焼き仕込みに入るのでこんな事も。
骨付き鴨肉のスープ。
この間、紹興酒が消えるようにどこかに無くなっていきます。
羊肉の串揚げ。
http://www.cceight.com/
オマケその2。
品川駅名物「貝づくし」弁当
深川飯を豪華にしたような印象。
もうひとつの特産である海苔を使った海苔弁当状部分もあって手が込んでいます
新幹線改札内、南のりかえ口側の駅弁屋のみで販売。
おしまい。
ログインしてコメントを確認・投稿する