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日記一覧

宙軍対敵情報部のロベルト・チャン大佐は、6年前に中立宙域の惑星ノーティニアで消息を絶った協力者が持っていたはずの情報を取り戻すために、水補給船“イパネマ”へ任務の協力を依頼した。今回、扱うのが機密情報という事もあり、通常の人数のクルーではな

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戦争が終わって半年以上経つのに、マリア・スメタナの息子ジャックは戦地から戻ってこない。事務士官として応召したくらい体の弱い子だから、実戦部隊が務まるわけはないので大丈夫と思うものの、心配はつのるばかりだった。うーん、第二次世界大戦後も現場に

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ケンの一族の先祖は1,700年以上前の政府から居住用運行不動産、つまり居住用惑星を販売する永代ライセンスを取得し、ある経緯から独占することとなった。また、1,200年ほど前に政府からの販売仲介を請け負ったことから大金持ちにもなる。もちろん、惑星を買う

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短編集で、大抵読んではいましたが、何しろ久方ぶりで忘れている作品もあり、そこは新鮮でした。また、覚えていても旧友に再会したような気分でした。特に冒頭の『季節のお話』古川タクさんの絵が無いというのも、それはそれで自分の想像力を駆使できて悪くな

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『御坊日々』畠中恵
2022年01月14日19:55

時は明治20年。冬伯が住職を務める東春寺には、よく相場師が客としてやって来る。明治維新で廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた大変な時期に、東春寺は先代の住職を失い、弟子だった若い冬伯は寺を支えられず一旦廃寺にしてしまった。その後、ある日との世話で相場師の

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北九州市立美術館で開催されている「ロートレックとベル・エポックの巴里」と、小倉井筒屋で開催されている「きたきゅうコロンブスの冬休み」に行ってきました。まず、ロートレック〜ですが、ベル・エポックの巴里の時代の画家の中では、私に限ってはミュシャ

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臨床発達心理士である奥様が、帰宅なさってお二人でビールを飲まれている時に、自閉症の子どもは津軽弁を話さないよね、と仰ったことをきっかけに、この研究が始まったそうです。本当に自閉症の人は津軽弁を話さないのか?これは津軽弁だけに見られる特徴なの

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『米澤屋書店』米澤穂信
2021年12月27日20:19

読書感想という表現は、こういう本について書く時には変かもしれません。米澤さんのおすすめ本の紹介や、ミステリ作家の方々との対談が載った本です。しっかし私も、積読を消化するのに四苦八苦なのに、何でまた読みたくなる本を増やす所業をするのかね?と思

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今回は裏表紙にも載っているせいか、中島敦の『山月記』についての各人の受け取り方が面白く、印象深く読めました。私は遠藤くんとは逆に、「尊大な羞恥心」と「臆病な自尊心」を持つ李徴だからこそ、彼を虎にした存在から試されているのではと感じました。尊

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今回の弊機は、メンサー博士のおかげで自由の身になったものの、自分自身が何をしたいのか分からない状態。しかも、博士の身内の人々には胡散臭いものと思われているよう。さらに思いがけず、状況が弊機を、博士の娘アメナの保護者的立場に立たせてしまう。そ

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今回のすみっコは、みにっコたちが主役のお話。前向きなざっそうも時には落ち込み、えびふらいのしっぽもアイデンティティで迷うことがあるようです。私が特に親近感を持っているのが、たぴおかです。なぜならば、その他大勢だから(笑)また、あじふらいのしっ

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今回のローゼマインは、常々フェルディナンドには、王族には近づくなと釘を刺されていたにもかかわらず、図書館の書庫を開けるために彼らを巻き込まざるを得なくなる。また、ダンケルフェルガーとの共同研究のための「宝盗りディッター」についても、ダンケル

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来年が宝暦十年辰の年という事と三河万歳から、災難が多い年になるという予言が出ていたが、翌年、本当に江戸の町を大火が襲った。さらに、五鈴屋店主の幸にとって辛いことに、またしても妹の結が夫の音羽屋忠兵衛と共に、汚い方法で五鈴屋の商いの妨害をする

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人の近くに何気なく存在している八百万の神様方。その存在は、家政婦だったり便利屋だったり。人の中には、神様に恋したり、逆に神様に懐かれる人もいたりして。この物語の中で私が好きなのは、火災現場に到着する前に、なぜかすべての火事が消えてしまう消防

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この本は、性犯罪を真正面から扱っています。性にまつわる話題を避けようとされる方も多いとは思います。かと言って、加害者はともかく被害者を悪し様に言う世の中は、間違っていると思います。男性ばかりか女性までも、女が油断しているからとか誘っているの

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11/17に発売された谷山浩子さんのアルバムです。文字通り、ご自宅で全ての演奏録音作業を一人でなさったアルバムで、聴くまでは「どうかな?」と思っていたのですが、安定のいつもの世界です。3曲目は、ROLLYさんが歌われる事を前提に創られたので、い

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『みとりねこ』有川ひろ
2021年12月03日20:04

冒頭二編が、「旅猫リポート外伝」の猫にまつわる短編集です。「旅猫リポート外伝」では、久しぶりのサトルに懐かしさと寂しさを感じました。続く「猫の島」では、リョウとカメラマンの父と、父の再婚相手の晴子さんとで竹富島へ取材も兼ねて行く物語。父親が

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女に振られて人嫌いになった竹取の男とその親友の下に、なぜかかぐや姫がやって来て、殺人事件が発生した。「竹取探偵物語」今回は「竹取物語」「おむすびころりん」「わらしべ長者」「猿蟹合戦」「ぶんぶく茶釜」の5つの昔話を下敷きにしたミステリが展開さ

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第四部のXでゲオルギーネに関する密告があり、粛清が早められたらしい。またフェルディナンドは、アーレンスバッハのディートリンデとの婚約者としてかの地へ向かった。第四部の最終巻よりも第五部の1巻が早く手元に来てしまったので、待ち切れずに読んでし

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2020年1月26日から2021年1月9日までのコロナ禍に入る直前から真っ最中の桜庭さんの日常の日記です。2020年2月8日あたりからコロナウイルスのニュースが毎日流れ始め、2月22日の頃のWHOは「マスクに予防効果はない」と言っていたのですね。当時のあれこれにつ

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きよは、江戸の料理屋「千川」で料理人として働くこととなったが、上方へ料理修業にいっていた「千川」の次男、彦之助が予告もなしに帰って来た。本人は修業が終わったと言っているが様子がおかしいし、きよを敵視して嫌がらせまで行う。彦之助のせいで、きよ

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今回、前座の泉太郎が「赤穂義士伝」をあまり好きじゃないなんて言うものだから、冒頭からにしき姉さんのお目玉を食らいます。まあ、私もあまり好きでは無いかな?泉太郎たちの師匠によるとすれ違う人間の物語なのだという事ですが、少なくとも吉良も内匠頭も

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黒々とつややかな美しい髪の藤中納言家の姫君は、”ぬばたま姫”と呼ばれていた。しかし彼女は、どんな公達からの文にも興味を示さず結婚を嫌がり、自由の身でいるために自ら髪を切り、尼となった。しかもそのために、文殊菩薩の化身と言われる美貌の僧、白顕

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『月と日の后』冲方丁
2021年11月25日20:19

主人公は藤原道長の娘、彰子。一条天皇の中宮であり、かの紫式部も女房として仕えた女性である。彼女が入内したのは、初潮を迎えてまもなくの12歳の頃。まだまだ子どもであり、定子のライバルにもなれなかった。そんな彼女が成長していくにあたり、どのような

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今回の弊機は、放浪の旅をしつつ行く先々で、なぜか人間間のトラブルの仲裁を引き受ける破目にあう。さらに、異星文明の遺物を無許可で発掘し独占しようとする悪徳企業とも戦わねばならない事態に陥る。下巻まで読み終わってみると、弊機くんって無敵かもしれ

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約三万五千時間前に、ラビハイラル採掘施設Qステーションでの契約に派遣されていた人型警備ユニットが任務中に暴走し、多くの顧客を殺した。補償はされたが当警備ユニットは、事件の記憶の一部を消去したものの再利用されている。なぜなら警備ユニットは高価

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ラトビア人のアルトゥルくんは、小学生で日本のアニメにはまって興味を持ったものの行く機会が無く、ラトビアの銀行で働いていた。ところがそんなある日、ラトビアに来ていた日本人のShoさんと偶然知り合い、一緒に旅行したり、日本語の勉強をしたりしてい

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ネットで見かけた数字を羅列してあるだけの変なホームページ。そこには「あなたのための時空の狭間がここにあるかもしれません」とある。この数列に心当たりのある者がそこをクリックし、気持ちの導くままに思い当たる土地に行くと?最近のSFは科学的に正し

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イギリス初の高級リタイアメント・ビレッジを謳う〈クーパーズ・ビレッジ〉で毎週木曜日に開かれるのが、〈木曜殺人クラブ〉立ち上げたのは、ペニーとエリザベスという二人の女性。ペニーがケント警察の元警部で、引退間際に持ち出していた未解決事件のファイ

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『もういちど』畠中恵
2021年11月11日20:10

廻船問屋兼薬種問屋、長崎屋の主夫婦が西の旅から帰って来た後。江戸では田植えも始まっていないのに夏のように暑く、いつになく雨が降らない状態が続いていた。よって長崎屋では、若だんなが暑さで身体を壊さないよう細心の注意を払っていた。それでも、身体

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