mixiユーザー(id:16007959)

日記一覧

文字通り山手線30駅それぞれに一つずつの物語があてがわれているわけですが、それぞれの駅の雰囲気などに合っているのかというのは、地方在住で山手線には2、3回しか乗った事が無い者には分かりかねます。まあそれはともかく、それでも好きな物語はあるもの

続きを読む

今回の成瀬も相変わらずで小学生の信望者が現れたり、大学受験で出会った受験生であり野宿をするというYouTuberを父の同意の上とはいっても自宅に泊めたりと、風変りです。しかも「びわ湖大津観光大使」として、誰よりも熱心な宣伝活動をやるという観光大使の

続きを読む

以前から気になりつつも様子を見ていたこの作品。女優の宮崎美子さんがYouTubeで紹介なさっており、さらに本屋大賞受賞という事もあり、たまにはメジャーな本を読んでもいいかな?という気まぐれで読みました。へそ曲がりでごめんなさい(;^_^A頭脳明晰、身体

続きを読む

『漣の王国』岩下悠子
2024年04月15日20:08

綾部蓮は、水泳選手になるために生まれたように体格的にも恵まれていて、あまり練習に熱心でなくとも地方大会では活躍できるほどの記録を出していた。しかし、そんな彼に憧れ一緒に青春を謳歌する者がいる一方、資質的には恵まれなくとも求道者のように生きる

続きを読む

かつて少女小説のジャンルのレーベルで、SFやその周辺の作品を書いていらした方々に「少女小説とSF」をテーマに描いていただいた作品を集めたアンソロジーです。個人的に特に好きな作品をあげてみます。「この日、あたしは」は、幼児期からAIと共に成長するの

続きを読む

『うまいダッツ』坂木司
2024年04月11日19:53

「うまい棒」一本で、世界の秘密が分かるらしい。う〜ん(^_^;)これが小学生を主人公としているなら分かりますが、高校のクラスで噂になっているって・・・。まあ主人公たちも最初は爆笑で、クラスメイトの真剣さに半信半疑になり予言者と言われるホームレスら

続きを読む

今日は5日と同じく、柳亭燕路師匠の落語会に西宗寺に伺ってきました。驚いたのは、なぜか橘家文太さんが飛び入り参加された事。このお寺から5分のところにお住まいだそうで、燕路師匠にご挨拶にいらしたそうです。お着物をお持ちな辺りは、参加なさる気満々で

続きを読む

昨日、柳亭燕路師匠の落語会に行ってきました。開口一番は、二つ目の古今亭始さん。今秋には真打になられ古今亭伝輔さんと名前も変えられるそうです。なので、この会でいらっしゃるのは今回が最後とのこと。嬉しさと寂しさが相まった心地です。色物としてはウ

続きを読む

音尾初音と渕口由布子は〈県立高和女子大学〉の同窓であり、お互いの恋人を散り合う仲ながら、なぜか遊び友達としての交流も途絶えないという不思議な関係である。しかも最近、4LDKのマンションの同居と賃料の折半を提案され、無職の初音にとっては渡りに船で

続きを読む

子どもの頃、道路の白線だけを歩くというルールを自分に課して遊ぶという事。確かにありました。他に「三秒ルール」というのもありましたよねえ。さらに、ちょっとしたおまじないや言い伝えなども含めて迷信が本当になったら?という事で物語が紡がれていて面

続きを読む

■ mixi歴は「16年2ヵ月25日(5929日)」でした。mixi歴を見てみよう!https://mixi.jp/view_registration_period.pl?from=diary-mixi19th私は、まひろさんに招待されてmixiを始めたのですね。おかげ様で16年以上やっているようです。その節は、ありがとう

続きを読む

様々な登場人物の視点から主人公らを見たSSを集めたものの第二弾です。私がこれまで気になっていたのは、ルッツとトゥーリの婚約。納得の組み合わせでもありますが、そこに至るまでの過程が知りたくて知りたくてうずうずしていましたので、一番嬉しいSSです。

続きを読む

「アミの会(仮)」での短編を含めたミステリ短編集です。中でも冒頭の「降霊会」は、あまりにも悪意に満ちていてやりきれない結末でした。逆に「金色の風」は、ベガのきらきらした瞳とその走る風が感じられるようで、大好きな物語となりました。他にもあらゆ

続きを読む

文宝出版の雑誌『小説文宝』編集部に勤める田川美希もいつの間にかベテランに?時の経つのは速いものですね。それはともかく、割とよく聴く漱石が《アイ・ラブ・ユー》を《月が綺麗ですね》と訳したという話題から始まり、松本清張に手遅れと言ったのは誰かな

続きを読む

『ifの悲劇』浦賀和宏
2024年03月19日19:55

小説家の加納は、妹の自殺を不審に思い調べていくうちに彼女の婚約者だった奥津の浮気が浮上。それが原因だと感じた加納が、奥津を呼び出して殺害した。もちろんだた殺したのではなく前もって用意周到に偽装工作を行っていたのだが、もう少しでそれが終わろう

続きを読む

現代に女性として生きるホームズとワトソンの物語。今回、語られるのは2016年の出来事。ワトソンが221bに帰ってみると、ホームズが驚いた様子で出迎える。実はワトソンが9か月前に結婚して221bを出て行っているというのだが、彼女自身の記憶がない。それでも

続きを読む

『定年物語』新井素子
2024年03月12日20:18

2020年6月30日に大島正彦さんが定年退職の日を迎え、作家であり妻である陽子さんとワインで乾杯するところから物語は始まりますが、面白いですね正彦さん。今回の「俺は死ぬ」騒動を読んで思い出したのは、正彦さんが異常な病院好きなところ。なので、この展

続きを読む

能登から旅がスタート。この物語を作者が書かれた時も実際に出版された当初も、あのような事が起きるとは思ってもみませんでした。まずは何よりも地震に見舞われた皆さんが、この頃のように元気で賑やかな土地に戻れますように願っております。物語の内容に戻

続きを読む

梶倉日和は、有給休暇消化と父が旅行手配サイトで貯めたものの期限が迫っているために使って欲しいという要望もあって、長野へのひとり旅を決める。運良くシーズン直前のため、日頃なら取れそうもない人気の宿が取れるという幸先の良いスタートではあったが、

続きを読む

先日感想を書いた『隠居すごろく』の続篇と言いますか、巻末に至るまでの物語です。で〜今回は徳兵衛さんに物申したいんですよ。ご自分でもお解りのご様子ではありますが、この事態はそもそもあなたの不徳の致すところでもありますよね?それなのに一時の感情

続きを読む

正直、典型的なブルーカラーである私といたしましては、どう反応すべきなのか迷いました。「うらぶれたアパートに住む疲れた労働者で悪かったな!」と怒るというのもありでしょうが、そういうものでもありませんしねえ(^_^;)確かに重労働で貧しいので、日々は

続きを読む

今回で“モンスター娘”たちの物語三部作は完結。彼女らは、行方不明となったメアリの雇い主であるシャーロック・ホームズと、やはり彼女らのメイドであるアリスの行方を捜すところから始めます。2人ともホームズの宿敵のモリアーティに囚われていたのですが

続きを読む

何かが憑いているわけアリの品を預かり、憑き物が落ちたら持ち主に返すという古道具屋よろず屋。亡くなった叔父から店を引き継いだ冬耶は、やはり先代からの女中であるトメに叱られながら日々を過ごしている。まあねえ、今回はトメじゃなくてもこの旦那サマは

続きを読む

雄町哲郎は38歳。京都の町の小さな地域病院の内科医である。生まれはもともと東京で地元の大学の医学部を卒業し、紆余曲折があって今に至る。ということで『神様のカルテ』の主人公も漱石が好きな変わった人でしたが、この方は哲学者のスピノザに傾倒・・・ま

続きを読む

出版社、コンビニ、タクシーなど、この話では様々なところに神様が現れその能力を発揮なさいます。中でも上成さんなどは正体が読者にとても分かりやすい方なのですが、まさか物語の展開がそう進むとは予想外でした。また、方向音痴のお母さんについても、その

続きを読む

六代続く糸問屋の主、徳兵衛は三十三年仕事一筋で生きてきたが、ここらで隠居をして数寄者として気ままに生きるつもりだった。しかしやってみると今まですべての遊びを断ってきたつけが回ってきたというのか、今さら仲間に入れてくれというのも難しく、風流に

続きを読む

今回、ようやく理恵がスープ屋しずくのシェフの麻野に告白し「待ってほしい」との返事をもらうところから物語が始まります。それから春に理恵が麻野や露などと一緒に山菜採りに誘われ、向かった麻野の恩人にまつわる謎があったり、夏は理恵が友人たちと遊びに

続きを読む

今回も高校図書館にあるまる本好き生徒たちの戯れが面白く読めました。特に表紙の町田のコメントに至るまでとその後や、裏表紙の神林の熱い感想とか、寺山修司のいくつかの意見を一蹴した遠藤とか、とっても楽しかったです。私の中にも、町田、神林、遠藤、長

続きを読む

『アンと幸福』坂木司
2024年01月31日20:49

椿店長が銀座にできた旗艦店の店長として異動し、代わりに来た藤代店長はラグビーとかやっていそうなくらい背が高く厚みのある体型でありながら善意の人のよう。ただ、物理的に近くて声がでかい。さらに立花さんとの相性が悪そうに思えて気にかかる。いくらス

続きを読む

1/27(土)15時、福岡天神で開催された九州交響楽団のコンサートに行ってきました。会場はFFGホール、天神の福岡銀行本店の地下…になるのかな?九響は割とよく行く楽団ではあるのですが、モーツァルト尽くしは初聴き。CDなどで聴く分には耳なじみがよく華や

続きを読む

ここまでは、過去3ヶ月以内に投稿された日記です。

これより過去に投稿された日記を閲覧するには、画面左の「過去の日記」内にある年月をクリックすると該当月に投稿された日記を閲覧することができます。