副島くんが監督する作品に着ぐるみのキャラクターが登場するという事で、私に声が掛かったのが昨年末。
着ぐるみのキャラクターと言っても、素人っぽおタッチが欲しかったらしい。
先月のクランクインから約3週間、今回の副島組のスケジュールは、月に1日か2日程の撮影を何ヶ月かの渡って繰り返すというスタンス。
そういえば、ビートたけしも1週間ずっとレギュラーの2本撮りをこなした翌週の1週間の映画の撮影というスケジュールで、1週間おきに映画の撮影を入れていたらしい。
先の金曜日にアクションの練習と立ち回りの打ち合わせのスタジオにお邪魔した際に、顔出しの出来る内面(顔の輪郭のほっかむりナシで、首周りだけ)が欲しいとの事だったので、今日、撮影現場に届ける。
今回は作り物だけの話だったので、撮影の一切には口も出さず手も出さずのつもりでいたのどけるど、カメラマン1人、照明スタッフ2人という少数精鋭の現場で、些末な仕事を副島監督自らこなしていたので、ついつい手伝ってしまった。
現場は大和川の中流、奈良と大阪の県境の山間部にある元工場の建物を利用した某施設。
お昼に着くと、既に工場の中に撮影用の車両をセッティングしてあり、かなり大き目のスクリーンを張っている。
フロントプロジェクションのセッティングである。
スクリーンに被写体の背景となる景色等を映して撮影する、どちらかというと昔からあるアナログなシステム。
今ではグリーンバックが当たり前なのだが、グリーンバックでは被写体な光沢があるような場合、その被写体の表面に写り込む景色は合成出来ない。
フロントプロジェクションにデメリットが全く無い訳ではないけれど、一連の撮影を見ていると今回はこれで正解。
被写体となる車への映り込み具合が抜群で大変面白い。
デジタルプロジェクターを2台使ってはいるものの、やってる事はアナログのフロントプロジェクション。
「仮面の忍者 赤影」の頃とは変わらないアナログ特撮なのだが、車の背景のプロジェクターを1台、車への映り込みのプロジェクターを1台使っているのが当世風。
カメラマン1人、照明さん2人では何かと手が足りないので、ついつい手を出してしまった。
しかしながら、やはり撮影は楽しい
ついつい頑張りすぎて、終了時間が20時05分。
副島くんこら晩飯を誘われたけれど、なかなかそううもゆかず、帰りに平野の閉店間際の業務スーパーで「カツオのたたき」と「焼肉用の切り身」を買う。
明日も副島組は同じ場所での撮影があるというので、顔を出す予定てある。
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