[難易度:2、時間:45分]
関西人のネーミングセンスが独特なことはつとに知られていることだと思いますが、その基本コンセプトはおもろいかどうかだと思います。たとえばみなみのうどん屋の名物「肉吸い」は肉うどんのうどん抜き。これなんてウケ狙い以外のなにものでもありません。
そして関西人の笑いの基本は自虐。自分をカッコ悪く、あるいは悪ぶってなんぼの笑いを取りたがります。
「うそ焼き」なんて一見ギョッとするようなネーミングで相手をおちょくっておいて「実はな……」と種明かしをする瞬間は関西人にとつて至福の時に違いないのです。
[材料](2人分)
・うどん(ゆでと書いているやつ):1玉
・焼きそば:1玉
・豚肉(できればバラ):100g
・キャベツ:1/8玉
・紅生姜:ひとつまみ
・マーガリン:5g
・サラダ油:少々
[調味料パート]
・とんかつソース:50g
・ウスターソース:25g
・塩、ブラックペッパー:少々
・味の素:少々
[作り方]
1.うどんと焼きそばは更に入れて電子レンジの600ワットで1分チンします。
2.1.をやっている間に豚肉は食べやすい大きさに切ります。キャベツは千切りにします。
3.フライパンか中華鍋にサラダ油とマーガリンを入れて中火にかけ豚肉を加え肉の色が変わるまで炒めます。
※マーガリンを加えるとチープなコクが出て良い感じ。
4.3.にキャベツを加えてしんなりするまで炒めます。更にうどん、焼きそばの順に加え木杓子かトングでわしわし混ぜながら炒めます。
5.4.に[調味料パート]を加えてトングでよく和えればできあがり。
[備考]
・名前の由来はうどんの「う」と焼きそばの「そ」を取ってうそ焼きという単なる言葉遊びです。考えた人のドヤ顔が目に浮かびそう。
・大阪はなんば恵美須町にある「うさぎや」という老舗のお好み焼き屋さんの看板メニューです。
・このレシピのソースの配合は基本形です。大阪には地酒ならぬ自ソースがふんだんに売られていますのでいろいろ試してみて下さい。
・よりスパイシーさを求めるのであればカレー粉を小匙1〜大匙1くらいお好みで加えると楽しいと思います。
ということで、よければ一度お試しください。
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