[難易度:2、時間:45分]
B級グルメという言葉が登場したのは1985年に刊行された「東京グルメ通信 B級グルメの逆襲」で使われたのが最初のようです。後にこの本はB級グルメシリーズとなっていくのですが、担当編集者の刊行動機は女性誌に書かれていた「この料理で1万円ならお安いわ」という記事のバカバカしさに腹を立てたからとかなんとか。言われてみると僕も微かに記憶しています。
その後、2006年頃から敢えてB級グルメと呼ぶにふさわしい名物料理を創作して町おこしに活用しようというムーブメントが起きます。
けど、もちろんB級グルメなんて言葉がなかった時代からB級グルメ的な名物料理は日本中にあって、その多くは全国区になることもなく、地元でひっそりと愛されていたんじゃないかなと想像します。
広島の「ホルモン天ぷら」もそのひとつ。僕が知ったのは2、3年前にワカコ酒というドラマで見かけたのがきっかけでしたが、調べてみると「うちの店じゃあ、70年以上前から出してるよ」なんて老舗もあって、お見それしましたというしかありません(^^;
牛肉の内臓に衣を付けて揚げたこの料理は言わずとしれて原価が安く、いかにも庶民の味っぽい。B級グルメなんて冠がついていようといまいとまさしくB級グルメ的な料理だと思います。
[材料](2人分)
・牛もつ(部位はお好みで):300g
・薄力粉(まぶし用):適宜
・薄力粉(衣用):50g
・水:40g(硬さをみながら加減して下さい)
・マヨネーズ:12g(大匙1)
・揚げ油:適宜
・ポン酢、焼肉のタレなどお好みの調味料:適宜
[作り方]
1.小鍋にお湯(分量外)を沸かし牛もつを加えて3分茹でます。茹で上がりをザルに揚げ、キッチンペーパーで水気を取ります。
2.揚げ油を180度に温めます。
3.2.をやっている間に1.に薄力粉を薄くまぶします。器に薄力粉(衣用)と水を合わせてよく混ぜます。更にマヨネーズを加えてよく混ぜ牛もつを和えます。
4.揚げ油が温まったら3.を入れて3分揚げればできあがり。ポン酢、塩、焼肉のタレなどお好みの調味料で味付けてして戴きます。
[備考]
・牛もつの噛みごたえのある食感が結構クセになります。油で揚げている分、臭みは抜けていて食べやすいかも。
・僕の好みはポン酢ですが娘は焼肉のタレで食べていましたね。塩もあっさりしていて結構イケそうです。マヨラーの人ならマヨネーズ。ケチャップやチリソースもありかな。
・ポイントは揚げる前に下茹でしておくこと。もつの癖の強さが取れて食べやすくなります。
ということで、よければ一度お試しください。
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