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2020年07月03日07:45

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「日米株価事情」

 昨日の報道では、米国の電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価の時価総額がトヨタ自動車の時価総額を抜いたと報じられました。テスラは2015億ドル(約22兆6000億円)、これに対してトヨタ自動車は21兆7185億円で、テスラは世界一の自動車メーカーになったと言います。テスラは環境、社会、企業統治を重視するESG社会が注目をあつっめる「追い風」を受けて、過去5年間で約5倍に伸びたと言います。昨年中国上海に新工場を建てて稼働させ、環境に敏感になった中国人に歓迎されて、昨今中国製が極端の減少している中好調である上に、来年にはベルリン郊外にまた新しい工場を建設して生産能力を現在の1.4倍に引き上げることで、100万台メーカーになる計画だと言います。テスラの年間販売台数は約367,500台でトヨタ自動車の年間販売台数は1,074万台。20倍近い開きがあるのに、企業価値では並ばれています。

 アルファベット(グーグル)にせよ、アマゾンにせよ、アップルにせよ、マイクロソフトにせよ、フェイスブックにせよ、アメリカの企業には「商品の機能価値+将来の発展の期待価値(夢)」を売っているので、商品単価は高くても売れるし、大きな利益を得られます。その結果、このように株価が跳ね上がっても、そこそこの配当を還元できるし、次々に新工場を立ち上げて、新しい設備投資もできてきます。これに対してトヨタ自動車は今や消費者から「過去の車」とイメージされかけているガソリン車の王者として、テスラに上得意を奪われながら、新時代に向けた「自動運転システム」の開発などに余念がありません。でも気になるのは、アメリカのビジネスマインドと日本のそれを比べた場合に、どうしてもアメリカのスタイルは「まず獲物を狙う。そこで何か問題が起きれば最小限の対応で逃げる」と言う姿勢であり、反対に日本では「環境に優しい、CO2排出=地球温暖化、エコ」などに過敏なほどに反応し、中国や米国が無視して突き進むESG投資に熱心な結果、それが競争力のハンディキャップになると同時に、ユーザーから「商品価値」で一歩出遅れ感を持たれるのではないかと思います。

 昨今、日本の株価がアメリカの株価に連動して上下動を繰り返していますが、上記の日米の企業マインドの違いがあるので、昨日の日経「十字路」で「日米株価の相場はバブルではない」と言う記事がありましたが、「アメリカの株式相場」はバブルではなくても、それにつられている「日本の株式相場はバブルではないか」と思います。嘗ての日本の高度成長期には、今の米国の株式相場のように「たくさんの業績向上の芽」が見え隠れして、「とどまるところを知らない勢い」がありましたが、今の日本の株式相場には「日銀やGPIFの大量買い」に支えられて辛うじて高値を維持しているけれども、昨日申し上げた「7割経済=ニューノーマル」となれば、もはや「バブルの域」にいるのではないかと思います。ここは、なりふり構わず(エコや環境などと言わず競争力以外に目を向けない)生き残りをかけた挑戦を目指すべきではないか?気が付いたら、「市場から置いてけぼりを食った」と言うことになるのではないかと思います。来年あたりは「エコ=ガラパゴス」になる懸念さえ感じます。

 「商品開発の王道」で勝てないから、「エコ」や「環境」や「サステナブル」などの理屈を付けて逃げるとか、「従業員の給与を削ってアメリカ並みの配当」をして、格好を付けるやり方では、「7割経済の時代」は乗り切れないのではないかと思います。日本の「高い株式相場」を演出する「成長エンジン」を掲げた企業が見当たらない以上、そこは「バブル相場の懸念が存在する」と言うのが正しい見方ではないかと思いますがいかがでしょうか?
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