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2020年01月12日07:48

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「日本の形」

 台湾の本を読んで、色んな事を考えました。ただ思いますことは、一つは「現状が悪いから単純に戦前に回帰したい」と言うのはおかしいと思います。また一方、明治の日本を造ったのは30〜40代の若者であり、「これからの自分たちが生きる社会」を建設するには、老い先短い年寄りでは立派な国家建設の主役は務まらないのじゃないかと思います。第三に「かくありたい」と言うあるべき姿」と「これぐらいしかできない」と言う「現実」とのギャップを見定めて、そこまでたどり着く「工程表」を具体的に描き出さねば、「名月をとってくれろと泣く子かな」になってしまいます。

 さらに、多くの日本人が拒絶反応を起こす「富国強兵」について、世界中見渡しても「優れた国」と言うのは必ず「富国強兵」であって、日本がその仲間入りをするのであれば、どうしても「強兵」でなければなりません。「世界の繁栄」のためには、「海賊退治」のために応分の負担をしなくてはならず、日本だけが「他国の軍隊にタダで守ってもらう」ことは出来ないからです。その上に龍や虎、ライオンや狼などがいがみ合っている国際社会では、どうしても「一目置かれている立場」でなければ、危険な目に遭います。相手は「虎視眈々と我が国の利権を犯したり、誰かと組んでこちらを攻めてきたりする」のであって、「アメリカに守られている」と言うのは、実はアメリカも日本を利用する価値がある間は守りますが、アメリカにとって守ろ価値がなければ、いつでも日本を切り捨てます。

 戦後の日本は初めに「朝鮮戦争を後ろで支える」ことでアメリカに貢献しました。単に「兵器の修繕」だけでなく、傷痍軍人の手当て、死体の洗浄や本国送還、朝鮮向けの食糧や武器火薬の補給、機雷の除去、兵隊の休暇など、「後方支援」をすべて賄いました。高度成長期になるとアメリカは「双子の赤字」に悩みました。そのために日本は「ニクソンショック」「オイルショック」などの一方的な「利益吐き出し」を迫られましたが、「技術開発」と「量産効果」で乗り越えて、アメリカの「赤字解消」に貢献させられました。

 ところが、アメリカの貪欲さには限りがありません。日本が稼いだ「資金」と「技術」を吐き出させて、中国に移転させて中国の経済発展を目論み、14億の人口を持つ市場の開発を目指しました。この日本にとって失われた30年はある意味非常に危険な状況ではありましたが、幸い「素材」「部品」産業が残っていたため、アメリカにとってまだ日本の賞味期限は残っていました。それが一転したのは、「GAFA」による「先端ハイテク領域」を中国が先取りする事態が起きてきて、「素材」部品」の領域を「中国製造2025」で奪うと言い出したのです。そうなれば日本の「賞味期限」が切れてしまいます。

 「産業の米」と言われた「半導体」を日本が独占していました。何故それが出来たかと言うと、日本しかできない「職人技の頂点」である「写真加工」の技術や、その細密画像の「印刷技術」が用いられて初めて完成したことはあまり知られていません。「回路設計技術者」が「IC回路」の図面を引いて、それを写真に撮り、縮小してまたその写真を縮小し、その繰り返して小さな目に見えない回路図にして、それをシリコンのウエファーに印刷することで半導体が出来るのです。こうした業界を超えた困難な要求をクリアーする日本の努力の結晶を、簡単に韓国や中国に移転させたのは日本の機械メーカーです。

 昨日テレビでちゃんぽんの「リンガーハット」さんの紹介がありましたが、食材の「もやし」や「きくらげ」の社内生産やキャベツの「芯抜き機」から「麺の加工」などの一貫生産の機械を全部社内で設計したもので、既製品は一切使っていない。最適な素材を選び、最適な温度管理で、最適なあじわいを出す工夫を日夜続けていると言う話に感動しました。こうして作られた素材が店に配られて、あの美味しいちゃんぽんがあの価格で出来るのであって、新しい餃子の加工機の動画を見乍ら次の2020年世代にもリンガーハットは躍進を続けるのではないかと思いいました。

 こうしているこの瞬間にも、イランはアメリカと干戈を交えています。中国は日本から色んなものを盗んでいます。法律があってもゴーンさんは法を犯して逃亡します。未然に防ぐには「怖い軍隊」が必要です。「悪事を働けば抹殺される」と言うことを見せつければ、金正恩も大人しくなります。その意味で、日本は「片輪」です。「安全」や「平和」はタダではありません。家が大きくなれば「番犬」が必要です。会社が大きくなれば「守衛」さんが必要です。

 21世紀も2割が過ぎました。私たちは先人の遺産を食いつぶして、「だんだん賞味期限切れ」の国になって行こうとしていないでしょうか?世界中の人々から見て「魅力的な、頼りがいのある国」造りがドンドン進んでいるでしょうか?なんだか「70歳まで働く」なんて話が出てきて、日本はますます衰退するのじゃないかと心配です。日本の推進力には「夢が描ける40〜60代」に任せることをぜひお考えいただきたいと思います。
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