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2020年01月07日07:52

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「社会システムの最終章」

 おぞましいことではあるのですが、「現代社会の行き詰まり現象」を考えると、「資本主義」や「民主主義」と言った「人類の知恵」や「悲劇を乗り越えて作ってきた社会システム」は戦後70年間、「幼少期」から「成長期」「壮年期」を経て、今「老年期」に差し掛かり、数々の矛盾や不具合が発生して、「終末期」を迎えつつあるという理解の方が当たっているのではないかと思えるようになりました。

 それは一面では仕方がないことなのかもしれません。現実に、今の社会の人員構成が、戦後すぐには三角形のピラミッドであったものが、紡錘状に変わり、今逆三角形に近い状況になれば、自ずと「民主主義社会の政策の中心」は老人の「社会保障」に手厚く、若者社会への投資はおざなりになってしまいます。また「資本主義」についても、荒廃した戦後の「社会主義と資本主義の選択」の時代には「働かざる者食うべからず」と言われ、「イデオロギー闘争」よりもまず「今日のパン」という訳で、「鍋釜の生産」から始まりました。多くの軍需産業の技術者が自動車産業や新幹線の建設に転進して、いかにして生き延びるかが課題でした、やがて「資本主義の幼少期」になると、家電産業や自動車産業が勃興してきて、その需要の爆発に伴い、割賦販売や住宅ローンなどの金融システムが確立されて販売が前倒しされ、その結果大いに「生産性の向上」が進み、価格の引き下げに成功しました。

 やがて、壮年期に差し掛かると、コンピュータの普及に伴い、工程の自動化や機械設備の精密化によって、単に完成品の効率化にとどまらず、半導体などの部品分野においてまで、自動化が進みハイテク分野も「省力化」「自動化」「効率化」された『機械』が次々に生産され、国内の企業の生産だけでなく海外生産での需要を満たすことになりました。その結果世界各地の企業に対してまで、生産設備が行き渡ることになり、従業員の賃金格差もあって、国内生産は空洞化し衰退することになりました。

そうして日本は築き上げた殆んどのノウハウを、後進国に渡していち早く「資本主義の老年期」に入り、「グローバル企業」になった企業は、海外での生産や販売で稼ぐだけで、国内への納税はしなくなり、日本の税収が減ったことから、消費税の導入が始まり、財政赤字の穴埋めに「赤字国債」が常態化しました。ここで今世界的に議論になっている「アマゾン」などの「日本で儲けた利益に日本で税金を払いなさい」と言う仕組みを、トヨタ自動車に課していれば、「アメリカで儲けたトヨタの利益に税金がかけられて、日本の赤字財政は救われた」はずです。

 さらに悲劇的だったのは、生産の海外移転に伴い、各企業が残った国内人員をリストラし、「非正規労働者」として、「賃金カット」に走り、「トリクルダウン」と言う「ウソ」をツキ、企業は内部留保に走り、経営幹部の「ストック・オプション」などの制度を設けて、実質的な「格差拡大」に走りました。それまで「人は石垣人は城」と「人材開発」に熱心だった企業は一転して「ヘッドハンティング」や「M&A」などに走り、目先の利益のために、企業の「資産」だった人材を、「経費」に置き換えてみるようになりました。

 これと並行して政治も高齢化してきました。70歳定年制などと言われて政界から退場した中曽根総理大臣が居ましたが、今では明らかにルール破りの79歳で現役の麻生副総理兼財務大臣がいます。それに伴って、二階幹事長はじめ多くの政界の重鎮が居て、引退後も派閥の中に影響力を及ぼすのと幹部もいます。「政治資金」の不透明さをなくすと言うことを建前に「政党助成金」と言う制度を設けて多額の予算を「歳費=給料」とは別に「政党支部=そこの親玉は現役政治家」に対して支給されながら、再び「政治資金」として「献金」を認めると言う国民を騙した政治を続けて、政治が堕落し、愚にもつかない「森加計問題」や「桜を見る会」で足を引っ張るだけの「議会」に成り下がって、明日の日本を建設する気などさらさらない、見るも哀れな「老年期」を迎えました。

 昨日、「ヨドバシカメラ」の社長インタビューを読みました。目に飛び込んできたのは「50年先を考えて投資する」と言う記事だからです。

 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00119/00027/

 乱世の小売業界にあって、日本中の大都会の駅前の一等地に店を構えて、今なお躍進するヨドバシカメラには、資本主義の衰退期を拒む永遠の真理が垣間見られました、その真価は

〜瓦討旅堝阿妨楜卷足、法令遵守。地に足を付けて念には念を入れ自分の立場をわきまえ、考え行動

△客様、取引先あってのヨドバシカメラ。どんなに小さな事でも人の意見にしっかり耳を傾け、よく考え行動

2浸も思い込みは禁物。確認には確認。どんな時でも創意工夫、謙虚心忘れず誠心誠意を尽くす──。

と言う「社訓」にありました。日本は黙って「最終章」に甘んじるのでしょうか?それとも・・・・・。
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