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2019年11月21日08:02

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「忘却とは忘れ去ることなり。忘れえずして忘却を誓う心の悲しさよ」

 このフレーズは戦後世代にとってあまりに有名な元祖「君の名は」のキャッチ・フレーズですが、戦火の中で愛し合う二人がすれ違いながら、幾多の苦難を乗り越えて探し合う悲恋の物語でした。ところで、今この言葉を思い出したのは、実は今盛んに「憲法改正」の論議が取りざたされていますが、「そもそも、戦争とは何なのか」と言う議論が整理されずに、敗戦の経験を聞かされた国民が「GHQ史観」に歪められた「戦争体験」に基づいて考えようとしているのではないか?と言う気がしたからです。「戦争とは他国に迷惑をかけ、自国を滅ぼす、命を粗末にする愚かな事なり」となってはいないだろうか?「戦争を知らずして不戦を誓う心の空しさよ」と言う気がするのです。本当に「軍隊は要らない」と叫ぶのなら、どうして世界中はみんな「軍隊を持つ」のか?それも、今まさに中国や韓国、北朝鮮が「軍拡」に突っ走っているときに、「冬将軍が来る時には、防寒服を着なくてもよいのか」と言うことを考えることは必要ではないかと思います。

 そもそも今の日本人にとって、余りにもいびつな現在の日本の国家の成り立ちを前提に「国防論」を議論することには、はなはだしく無理があります。ですから、今日本人の思考の「前提」となっている「大東亜戦争とその後の日本」を離れて、日本が「自国のことを自国で解決せざるを得なかった日露戦争」について一度お考えいただきたいと思います。今日のYOU TUBEは日露戦争に「観戦武官」として「巡洋艦日進」に乗り込み、一部始終を報告したアルジェンチン海軍のマニュエル・ドメツク・ガルシア大佐の報告書に基づき作られたものです。そこにはどんな経緯で戦争に追い込まれて、いかにして日本が10倍以上の国を相手に戦ったのか?が描かれています。誰が考えても負け戦なのに、あらゆる努力を総動員して生き延びたのであって、決して勝ち誇ったものではありませんでした。ただ、そのことがその後の日本人を慢心させて、西欧人のアジア侵略に反旗を翻して、「人種差別反対」「植民地解放」などとおせっかいなことに手を出し、世界中を敵に回して孤立化したことは、大いに反省しなくてはなりません。「日露戦争」は「国防」ですが、ビルマやガダルカナルまで出かけて暴れまわるのは「国防」ではありません。



 ガルシア大佐の言う日本の勝因は”予想される戦闘を細部に至るまで研究し尽くした結果手中にしたモノであり、さらに全ての国民が祖国日本に奉仕するための任務を遂行し戦に勝利するという目標に向かって邁進したことを忘れてはならない”と言い”装備はカネで買えるが人材はカネでは買えない。それは兵員が学ぼうとする意志と堅実な勤務から生まれる。これが日本海軍が得た称賛すべき勝利の要因であった”と述べています。そこまで日本人を愛国者に育てたのは「傷ついた帰還兵を迎える時も、新たに兵士を戦場に送る時も、軍歌を謳って送迎する。これを見て国を愛する国民が生まれる」と看破しています。

一方、ガルシアレポートから離れて、別の資料によりますと、「日露戦争は単なる軍隊が強かった」と言う話ではなく、多くの幸運に恵まれたと言うことも書かれています。残念ながら大東亜戦争ではこのような緻密な資料は残されていない(隠された?)のですが、謙虚な気持ちで真摯に「敵に対して恐れおののきながら、警戒を怠らない慎重さ」を欠き、「大和魂」を振りかざし、「神州不滅」を」叫びながら「特攻作戦」に突き進んだ戦法に日本軍の「傲慢さ」はなかったのかと思います。こちらの資料をご参考になさってください。





 江戸時代に刀を持ったのは、「サムライ」と「やくざ」でした。侍が刀を抜くときは、自分の命や名誉と引き換えに戦わなければならず、よほど慎重で「武士道」が尊とばれました。しかしヤクザは「面子と欲」で「出入り」を起こし、「道理」は二の次でした。日本軍は日露戦争までは「サムライ」でした。大東亜戦争では「植民地と言う世界秩序を破壊する」と言う新興勢力の野望が、先進国同盟によってくじかれたのではないかと思います。焦らずに少しづつ変化させて味方を増やせばよかったのに、一気に歯向かった。その結果今日惨めな歴史を70年間も続けさせられて、今なお「漂流中」なのです。大東亜戦争は日本軍がやくざ懸かった「腕力で歯向かった」ことが間違いで、しかし世界のリーダーとして、「G7」で意見を戦わせていくには、キチンと外交や国防体制を整えて、いざと言う時にあらゆるカードが切れるようになっていなければ、列国から相手にされません。武士は「刀を持ってはいるが、いかにして使わないか」の修練がいるのです。

 戦後70年、日本は「軍隊を持たずに繁栄できた」のは、戦前の日本軍の強さがトラウマになり、世界が日本の再軍備を監視し続けてきたから、「G7」のメンバーであり続けました。しかし今日、「アメリカ一強」の時代が過ぎ、日本の「一人当たりGDP」は世界20位にまで落ちてきて、大きく世界が変わろうとしています。その時代に向けた日本の改革と日本人の覚悟が必要な時が来ているのではないかと思います。
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