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2019年04月26日07:41

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「可能性を買う」

24日の日経新聞コラム「十字路」に「上場企業とスポーツ選手の時価」と言う記事がありました。企業の価値評価を見る時の指標の一種ですが、一般に「財務諸表」で見ると、その企業の過去の業績のみで判断されがちなのに対して、この「時価総額」は「株価」と言う、近未来の予測を含んだ判断基準として、良くつかわれるものです。私たちの日常でも、婚活や就活で考えなければならないのは、つい「学歴」とか「戦績」など、相手の「過去の業績」に注目しがちですが、これから末永くお付き合いする相手を見る時に、この後に起こる「相手の伸びしろ」にぜひ注目したいものだと思いまして、今日はこの話題を取り上げさせていただきました。

(引用開始)

上場企業の時価総額。教科書的には「発行済み株式数×株価」だ。市場で評価された企業の価には高い「時価」がつく。

こんな例えもあるだろう。選手の体格は企業の売り上げ規模、俊敏さは企業の自己資本利益率(ROE)。体が大きいだけでなく、どんどん先に進む高ROE経営の突破力は、やはり魅力がある。
時価には期待値も入る。将来の有望選手には高値が付く。企業価値を算出する際、将来見込める現金収入から割り出すのがまさにそれだ。もちろん期待を裏切れば、厳しい反応が待つ。観客からは激しい叱咤(しった)を浴びる。報酬も下がるし、引退を迫られることもあろう。実力こそが時価の世界だ。

時価でみた日本企業は平成の30年で、沈む一方だった。トヨタ自動車でさえ時価総額で世界トップ30に届かない。アップルはじめ世界の上位8社足すだけで、東証1部全体の2100社強に相当する。市場活性化を狙った東証の市場区分の再編論議が始まった。問題の一つは、東証1部といいながら時価総額が数十億円の企業でも放置されたまま残っていることだ。時価の小ささは実力の乏しさと期待の低さの表れ。しかも退場がほとんどない。あえていえば退屈な市場になっている。

世界を歓喜させ、時価を高める粒ぞろいの企業の東京市場へ。そうなってこそ市場は活性化す値という。ただ若干ピンとこない言葉でもある。プロサッカー選手の「時価」と重ねて考えればどうか。世界のトッププレーヤーとなれば年俸は数十億円だ。スタジアム全体が歓喜に沸く素晴らしいシュート。企業でいえば、消費者を驚かせ、喜んでもらえる新製品やサービスだろう。いぶし銀のプレーも大事だ。安心で満足いく確かな製品やサービス。そうしたものを提供でき、稼げる企業る。市場再編はそうした未来図を描くものにしなければなるまい。

(引用終わり)

 「平成の時代に、日本企業は沈む一方だった」と言いますが、それは政治や社会制度が「不確実な方向にドンドン進み、企業が投資をしたり、研究開発をするに適しない環境の変化に追随できなかったということに他なりません。悪化する経営環境の中で、現在かなりリスクの高い分野に世界経済がシフトしている時代に変わったということです。すなわち、「商業簿記の世界」から「工業簿記の世界」に重点が移り、「モノの消費」の時代から、「コトの消費」の時代に進んだということです。「形のあるものに価値がある」時代に、「形がないものに価値を付ける」時代が追加され、そこが急激に拡大したために、日本には甚だ不利な時代になりました。

 「形があるもの」なら、言葉が通じなくても相手は使うことが出来ますから、日本企業が大活躍できたのですが、「形がないもの」は「物質的な欲望」の世界ではなく、「精神的な欲望の世界」の需要であり、国民性や宗教などによって「利用価値」が大きく異なるものなのです。単純に言えば「モノの消費」は供給がストップすれば命の危険性がありますが、「コトの消費」の方は、なくても生きていけます。平たく言えば、「在庫が計算できる」世界のビジネスは「必要条件の世界」であり、「効率よく回す」世界のビジネスは、当たれば大きいけれど、空振りもある「不確実性の高い」十分条件のビジネスでもあるという訳です。その意味で考えると、「第4次産業」が加わったという理解の方が適切と言えるのかもしれません。

 ただ、この「第4次産業」はまだヨチヨチ歩きの段階で、その多くが「未経験の領域」であり、今まさにプラットホームである「5G」などが整備されかかった段階で、「供給するIT業者側」も「利用者側の顧客」も腰が引けている段階で、「勝負はこれから」と言うところであり、「日本企業が沈んだ」と言うのは当たりません。たとえ話で言えば、「石炭」と「鉄」で「蒸気機関」が出来たけれど、「これって何か使えそうだよね」と言っている段階なのです。そのころには人間が飛行機を作って空を飛ぶなんてことは考えられなかった。これからじっくり取り組んで、「ノーベル賞大国」の日本がやがて大きく躍進するときが来るでしょう。

 「やせ馬の先っ走り」と言うではないですか。ウサギと亀ですよ。慌てる乞食は貰いが少ない。近いうちに誰もがビックリするような「発明」を日本人がやってくれるのを、世界は待っています。なぜなら、今の「第4次産業」は不安定で、時々暴走する。その点日本人の品質や性能は抜群の信頼性がありますから・・・。入り口は「システムの部品」開発から入れば、GAFAを抜けます。そのユニットが特許にでもなれば、世界的に優位に立てます。「小さく生んで大きく育てる」が基本です。
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