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mixiユーザー(id:15951369)

2018年10月30日07:24

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「勝手つんぼ」

 今日は僕の30代頃の苦い思い出を書いてみたいと思います。当時の電機業界は「ミッチー・ブーム」に始まって、「東京オリンピック」で一気に「カラーテレビブーム」に沸いた跡、世間では「カラーテレビの二重価格問題」ダイエーの価格破壊」などで、一気に苦戦し始める一方、輸出のテレビは絶好調。しかしまだ白黒テレビの市場も残っていて、当時に電機メーカーの商品企画は結構苦しい立場にありました。特に「3C=カー、カラー、クーラー」の一画を占め、黄金期を経験した系列の販売店の鼻息は荒く、「夢よもう一度」と迫る中で、「立て直し要員」として、「商品企画部門」の最前線に転属させられて、カラーテレビ、白黒テレビ、輸出テレビの工場の技術担当者の意向やレベルや技術動向を聞きながら、どのような「商品陣を揃えるか」苦闘の日々が続きました。

 当時は真空管からトランジスタへの転換期でもあり、「でかくて重たい家具調」から、プラスチックキャビネットの2台目テレビや各室一台の時代に移行する時期で、テレビの作り方、修理の仕方も大きく変化しました。複雑な回路をこの間まで「荒物屋さん」や「ミシン屋さん」、「お米屋さん」「薪炭商」などから参入した電気屋さんが修理できるわけもなく、「真空管を取り代えることで治る」のが「半導体になれば直せない」と言うので、各社はチョコレートのように分割できる「プリント基板」を製品化しました。

 こうした中、ある日「斜陽の白黒テレビ」の技術者が「見てもらいたいものがある」と言って乗り込んできました。一つは「二枚基板のカラーテレビ」。もう一つは「ピンポンゲーム」。さらに「アルバムの写真をテレビ画面に拡大して見せる装置」。驚きました。販売店に見せても「待ってました」と言う反応です。それまでカラーテレビの「基板」は大きくて、そこに大型のフライバックトランスなどの大きな部品が乗りますから、キチンと鉄でできたシャーシの上に組み付けられていましたから、二枚基板になれば軽いし、コンベアに大勢の女子社員を並べて作らなくても自動化できるし、何よりコストダウンになります。プラスチックキャビにはうってつけであり、販売店の修理の悩みも解決でき、一気に展望が開けました。ところが事業部長の判断は、その「成果物」をそっくり取り上げて、カラーテレビの工場に渡してしまいました。その上、ピンポンゲームは「うちはおもちゃ屋ではないんだから!」と頭ごなしに却下(まだニンテンドーさんもソニーさんもゲーム機に手が出ていないインべィダーゲームの時代でした)。「写真の投影機」も「今更本業が苦しいのに、写真業界まで手を出せるか」と言うので却下。折角の落ち目の白黒技術者の提案も木っ端みじんに砕かれました。

 こうして、責任者が市場の反応を確かめもせず、技術者を腐らせ、自分の意見だけで、会社をダメにする現場を見て、絶望感を味わいました。営業部門の要求は、「S社対抗モデル」「H社対抗モデル」など他社のヒット商品のまねや、「単機能すっぽんぽん」のコストダウン商品だった商品陣を絞り込み、当社オリジナル商品で日本消費者協会の「買上げ調査」で何度も「A評価」を戴きましたが、シェアを伸ばすことは出来ませんでした。

 この事業部長のようにに、どこかの事業部でたまたま大成功を収めて、出世街道を登ると、「現場の泥沼」を見ることを嫌い、「部下を信頼せず」に、自分の「ヒラメキ」だけで「大戦果を上げたがる」ものだとつくづく思いました。それで何が言いたいか?長い前振りですみませんでした。『偉い人ほど身内の意見を受け入れようとしないもんだ。日本人も日本人に言われても聞こうとしないけど外人に言われたらなるほどそうだという』と言うことです。以前に僕がSNSに書くことをやめようと思ったのは、「お前ごときにそんなことを言う資格はないんだ」的誹謗が上がった時ですが、「ひとはなにを言っているかより、誰が行ったか」で話を聞いています。ですから、僕がいくらここでぼやいてもなんの意味もないんです。

 その「証拠」をお見せします。こちらをどうぞ!

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181027/soc1810270003-n1.html

 

 
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