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mixiユーザー(id:15951369)

2018年07月08日07:06

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「日本の良さをご存知ですか?」

 日本に生まれて、日本に住んで、誰よりも「日本の良さ」を知り尽くしているつもりの僕が「衝撃」を受ける動画を見ました。



 このドイツ人の女性はドイツの片田舎に生まれ、日本のサブカルチャーに触れて、日本に憧れ、独学で日本語を学び、くまモンに憧れて日本にやってきて「熊本」に住み、ドイツから完全に抜け出して、日本食を食べ、着物を着て日本人に嫁ぎ、今「熊本地震の語り部」になるんだと言っています。僕たちの中の何人がこれほどまでに、日本を愛し、日本の良さを知り、アグレッシブに「日本の良さ」を追求しているでしょうか?一度、振り返ってみてください。

 僕が初めてドイツの地を踏んだ時は、フランクフルトの飛行場からスイスのバーゼルに向かって特急に乗りましたが、折からバーゼルで年に一度の「時計のメッセ(展示会)」が開かれていたために、どこのホテルも満室で、シュバルツバルトの中心地「フライブルグ」で降りた時でした。駅に降り立ち看板や表示を見ても全部ドイツ語。さっぱりわかりません。改札口もありません。外に出てホテルを目指しますが、街は中世そのもの。歩道は細かな石が敷き詰められ、溝にはきれいな清水が流されて、石畳の車道には車のわだちが残り、街並にはそれぞれの建物の入り口に建立年度が表示され、街の中心の教会は古式ながら手入れが行き届いて、その中に「聖人のお墓」までありました。町は城郭に囲まれて、道路は城壁に儲けられた門で急に狭くなり、道端の店には看板があり、何と「馬蹄屋」の看板もそのままでした。まるで中世のヨーロッパの風景がそのまま「映画のセット」のように存在するのです。ハイ、鉄筋コンクリートの建物は一軒も見当たりませんでした。

 何はともあれ、おなかがすいた。レストランを探すも、メニュウがわかりません。ドイツ料理など食べたことがないからです。話してみると「ヌードルができます」と言われて、喜んだのもつかの間、出てきたのは日本では見たこともないような種類の「パスタ」=中が空洞で長さが3〜4センチのギザギザの付いた麺を湯がいてソースをかけたもの)でした。肉は羊の腿をぶつ切りにして焼いたもので、皮も骨もついたまま、、別のさらにジャガイモの団子(クヌードルと呼ばれていました)。とんでもない国に来た。もっとおいしいものはないのか?泣きたくなりました。これからここで何年暮らすか分からないのです。

 ドイツでアパートを借りて、暮らすことになりました。緯度が高くて樺太よりも北に当たりますから、今時分はサマータイムで夜10時近くまで明るい。するとどうしても12時前に寝ることはありません。でも朝は3時には明るくなるのです。反対に冬は厳しく、マイナス40度、ダイヤモンドダストなど毎日見れます。夕方4時から朝9時過ぎまでヘッドライトを付けています。冬はみんな手が傷だらけになります。車の窓ガラスの雪を削り落とさなければなりません、お湯をかけたらすぐにまた凍り付くからです。どこのお宅も窓にはカーテン、ベランダにはベゴニア。雪が積もれば雪かき。これが住民の義務であり、従わないと叱られます。魚は焼き魚も生食も禁止。鳩もウサギも食べます。面白かったのは日本なら「駐車禁止」と書くところ、「出入り口、空けといてください」と言う書き方が一般的でした。

 何よりもテレビも新聞もドイツ語のみ。カラヤンや州知事が亡くなった時など映像から想像はできるのですが、なにを言っているのかさっぱりわかりません。でも会社に行けばドイツ人のお嬢さんが泣いています。どういえばいいのか?何をすべきなのか?分かりません。この「裏返し」を彼女は今やっているのです。

 この女性は若干28歳、たった6年で完全に日本人になり切っているだけでなく、日本の良さを日本人以上に知る努力をして、日本食を食べ、着物を着て、着物の新しい柄を作りだし、普及活動に乗り出そうとしています。昭和レトロの看板が好きで、水前寺公園の風景が和服に合うと主張します。目の色髪の色の違いから好奇の眼で見られても、明るく中に溶け込んで、着物界のリーダーを目指しています。あの厳しいドイツを飛び出して、遠い日本でたった一人で生きていく。その逞しさに脱帽です。上に書きましたように僕のような逆の立場だった人間からすれば本当に毎日がストレスの連続で、「気に入らなければ帰れ!」と言う中で多くの人は「日本が一番」と思って帰国します。

 私たちは日本の歴史や伝統文化などあまりに簡単に捨てて、エスニックに馴れてしまって、いつの間にか「日本人」であることのアイデンテティが薄らぎ、韓国人や中国人と変わらない感覚になってしまってはいないだろうか?「愛国心」は何も「国のため」と言う対外的な敵愾心だけの意味ではなく、日本の自然を愛し伝統文化を愛し、人を愛し、高めて行くことも大事な「愛国心」ではないかと思います。
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