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2017年10月11日07:08

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「欧米の日本化」

 今、世界が行き詰まりかけてきて、ここにきて「日本化しなければ破たんする」と言い出しています。これを聞いて、日本人は喜んではいけません。「なぜ日本化すれば解決すると思うのか?」。ここに、実は日本の強みがあるのであって、同時に欧米が「日本化したくてもできない」根本的な違いがあり、彼らと付き合っていくときに常にその違いを認識した上で、相手の術中にはまらないよう警戒することが必要です。

 アメリカのというか、もともと狩猟民族の生き方は「弱肉強食」が基本です。「新自由主義」とか「小さな政府」という考え方も、なるべく「規制せずに勝ち組がアメリカン・ドリームを実現していけば、必然的に社会は発展する」という考え方がベースにあり、徹底的に「自己責任」で生き続ける。そのためには「銃さえも規制反対」という訳です。その結果、どのような社会が出来上がるかと言えば、必ず「部分最適」「俺さえ良ければよい」として、「回収困難かもしれないジャンク債券」を「回収が担保されている正常債権」と混ぜて、「サブプライム・ローン」として、日本人の感覚では、明らかに「劣等な危険債権」ですが、売られても誰一人犯罪者にならないで、世界中が混乱させられるという、「俺さえ良ければよい=部分最適」が表面に現れています。

 これに対して、日本人の意識は「全体最適」で例えば、有名な「健康保険制度」などはアメリカにはありません。オバマケアーと言って、遅ればせながらアメリカも日本のまねをして始めて見たものの、「なんで俺が働いたカネで、見ず知らずの国民を助けにゃならんのだ」と言って、廃案にしようとする国民が居て、未だにもめています。よく聞かされるように、アメリカには「一山当てたくて移住してきたいろんな野心家が住み着いた国ですから、インディアンの土地を奪い、メキシコの土地を奪い、黒人奴隷を持ち込んで、南北戦争で何をしてきたかと言えば、「部分最適=俺さえ良ければよい」の実現を目指し、「お山の大将」を目指す国柄なのです。ですから、見せかけの「全体最適=TPP」が「アメリカが有利になっていない」というので「脱退する」という横暴がまかり通ります。あくまでアメリカン・スタイルは「アメリカ・ファースト」が当たり前という考え方です。

 しかし、そのアメリカが「各個バラバラに『独り勝ち』を目指して動けば、格差は拡大し、社会構造はゆがんできます。トランプさんは「アメリカ・ファースト」だと叫んで、「中西部の高卒の白人の失業者」」をバックに大統領に当選しましたが、そんなアメリカにしたのはほかならぬアメリカ人であって、あたかも「メキシコが犯人だから壁を作ってメキシコからの密入国者を入れない」と言いますが、アメリカ資本がメキシコや中国や韓国に出て行って、生産原価を下げて儲けを企み、アメリカ国内に残った業者を追い込んだだけの話で、アメリカ社会が「世界を食い物にした」結果今日、世界のいたるところで破たんしかけて、イギリスのEU離脱や中国経済や韓国経済の行き詰まりが起きてきたという訳です。

 ところが1980年代末に行き詰ったとされる日本経済がその後30年、「破たんもせずにしぶとく生き残った。中国や韓国に市場を奪われて大きく後退を余儀なくされながら、今日までジワジワと微増を繰り返し、今またよみがえろうとしている。「その秘密を探って欧米の再起の糸口をつかみたい」というのですが、欧米は「部分最適=独善、不安定」がベースであり、日本は「全体最適=安定と協調」が基本ですから、「水と油の関係」で、日本から「部分最適の弱肉強食をやめましょう」を学ぶと言われても、欧米人に受け入れられるものではありません。アップルのスマホを見たらわかりますが、アメリカ・オリジナルのものは何もありません。世界の最先端の技術や機能、生産能力など「エエトコどり」をして、「パッ」と商品化しただけで、その中身を支えているのは日本をはじめ中国や韓国の部品業者や製造業者です。アップルの「部分最適」のために、日本や韓国や中国が安い下請け費用で動員されているにすぎません。

 反対に、日本の生産技術を支えた「カイゼン」や「アンドン」「TQC」や「ZD」などどれをとっても「全員参加」で知恵を出し合って達成する「全体最適」そのものなんです。そうしてできた「仕組み」や「自動生産装置」を中国や韓国に渡したために、40年間で日本のトップ技術者が1000人以上も流出したと7日付の日経紙が報じました。日本人は「安定性」を確保するために「ムダ」「ムリ」「ムラ」を徹底的に排除します。社会のひずみを是正するだけでなく、落ちこぼれた人を手厚く救済する「社会保障制度」に莫大な予算を投じます。この社会では「部分最適」の極みである「テロリスト」や「犯罪者」があきらかに欧米に比べて少ない社会です。例えば日本の殺人事件はアメリカの16分の一だと言われています。日本人の行動は「最悪の事態を想定して計画を立てる」のですが、部分最適の国の計画は「晴天計画」で如何に安く早くできるかを競います。

 アメリカの重要な指針は「自由と経済成長」日本の重要な指針は「規律と安定性」。ところが、最近は日本人のマインドも変化する例もあって、大企業でも「粉飾決算」や「ねつ造データ」など「独善的」「不公正」な企業行動も目立ち始めました。これが横行し始めれば、日本への世界の信頼がいっぺんに瓦解します。日本が歴史的に長い年代をかけて培った独自の「信念」「価値観」「伝統」が「安定性」「調和」「信頼関係」を作っています。

 これから日本はどこを向いて突き進むのか?一度じっくり考えてみませんか?彼ら欧米人は、日本人が必死で組み上げた「カイゼン」や「アンドン」や「TQC」などの生産技術は見事にものにしました。今度はどこまで「部分最適」を離れて「全体最適」にシフトしてくるのか?「警戒しながら、見つめていきたい」と思います。
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