クレイジーな旅をする人

ニュース記事〜というかコラムかな？
こんなコラムが目に入りました

やらせ打ち切りの「クレイジージャーニー」、
テレビ東京で中身そっくりの番組が始動!?
https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_228091/

「そっくりの番組」の方は現時点で興味ないのでスルーします

「クレイジージャーニー」について少々
「やらせ」が発覚したことにより打ち切りになったのは
書いてある通り事実なのだけど
つくづく思うのは、番組制作者側の怠慢と空気の読め無さ〜かな

コンテンツとしては非常に優秀なのですよ
実際に、ギャラクシー賞を受賞したり
「放送文化基金賞番組部門・テレビエンターテインメント番組」
の最優秀賞を受賞したりしているわけで

では何がいけなかったのか？
番組の主役は「クレイジーな旅をする人たち」
または「旅を含め、色んな物事に挑んでいるクレイジーな人たち」
なのだから
彼らの旅・行動を、そのまま放送するだけでよかった
収録素材を全部放送できないだろうから
それを適度にカットする「編集」
前後関係を解りやすく説明する「編集」はやってもいいのだけど
ロケに帯同するスタッフが
「やっていない事」を「やった事」にする演出
あるいは
「やっていた事」を「やっていない事」にする演出
は行うべきではなかった
そして、スタッフはどんな演出が「やらせ」に該当するかも
理解できていなかったんじゃないかな？

何かの困難な目標・無謀なゴール地点を定めて、旅をして挑み続けて
それを遂行しようとする人間が主役なのだから
その人間の生きざま、クレイジーさが撮れれば成功
目標自体が達成できなくても、それは「次の旅のお楽しみ」で良かった
実際、曜変天目茶碗の作成に挑み続けている職人・長江惣吉さんは
素人目では曜変天目茶碗の再現に成功したように見える作品を作っても
本人が目標としているレベルに達していなければ
容赦なく、その茶碗を叩き割っていた（2018年6月13日放送）

目標・ゴール・旅の成功or失敗は
クレイジーな旅をする人（クレイジージャーニー）に委ねられ
同行スタッフが判断することじゃないのだけど
それをスタッフが判断し、本来不要なはずの「撮れ高」みたいな物を
考えてロケをしてしまうから
「ロケ前に準備していた生物をあたかもその場で発見したかのように放送」のような
やらせの演出が生まれてしまうのよね

そして、今もこの番組が存続していれば
非常にこの番組の内容に沿った２人の女子プロレスラーがいるのですよ
１人は里歩
２２才の美人女子プロレスラーが、単身アメリカに渡り
新メジャー団体AEWと契約、団体の初代女子王座を獲得する
もう１人はさくらえみ
プロレスの無かった国タイでプロレス団体を旗揚げ
現地のレスラーを育て、アジア、イギリス、アメリカを旅し
この度、タイの団体の解散→独立まで
どちらにしても、こんな日本人はなかなかいないわけで
もし、この２つをテーマにクレイジージャーニーで時期を置いて放送して
その後に「里歩vsさくらえみ」の選手権が行われたら
どんなに日本人の視聴者が盛り上がれたことか・・・・・