零さん

※１つ前の記事の続きです

「零さん」と初めてしゃべったのは、いつだったか・・・・
多分、ファンイベントの時ですね
東陽町にある某レストランを貸し切ってのイベントで
零さんが新作Tシャツをその日から発売することになっていたのだけど
私が前日に水道橋の某プロレスショップに行った時に
たまたま偶然、その店ではその日に入荷した商品だったようで
私は、純粋にデザインのカッコ良さから、そのTシャツを購入し
翌日のイベントにも着ていったわけですよ
零さんからすれば、今日から発売する予定だったTシャツを
私が着ていたから、大変驚かれたみたいで
「えー！何でそれ持っているの！？」といきなり話かけられました（笑）

話を戻しまして・・・・・
我闘姑娘＝リングで興行を行うが、興行の数は少ない
アイスリボン＝マットで興行を行うが興行数は多くしたい
この平衡路線が、どこかのタイミングで崩れてしまったのですよね
それは大雑把に表現すれば
我闘姑娘の代表の池須さんと、アイスリボンを成功させたいさくらさんとの
意見の衝突〜という事になるのかな

２００６年末に、アイスリボンは、市ヶ谷アイスボックスを拠点として
プロジェクトから、完全に我闘姑娘から独立した団体になり
さくらに続いて、美紀さん、きのこ、あおい、飛香、聖菜が我闘姑娘からアイスに移籍し
マットプロレスを独自に進化させていき
零さんは、我闘姑娘からエスオベーションへ移籍し
結果的に、春日萌花だけが我闘姑娘に在籍する形になった

２００７年〜２００８年は、市ヶ谷アイスボックスの黄金期だったかな
数々の名勝負が生まれ、有望な新人もたくさんデビューして
２００９年１月に、アイスは拠点を市ヶ谷から蕨に移動
マットプロレスはレアケースなものとなり、リングでの興行が中心となっていった

そして２０１０年、新興の某団体から新たな女性選手がデビューする
という報が流れる
その団体にも、その選手にもあまり興味が無かった（実際に１度も観戦はしていない）のだけれど
その選手のデビュー前に、プロモーション的な意味で
練習の様子がYouTubeに公開された
無名の女子の新人選手、もちろん顔を見るのも初めてなんだけど
「技」ではない、リング上のある動きの「癖」のような物を見て
その「新人選手」とされている人物が、マスクを脱いだ零さんである事を確信した
そういう「やり方」というかプロデュース方法を批判する気は無かったのだけれど
その「新人選手」のデビュー戦を、週プロが必要以上に絶賛するようなアレで
記事にしていたのを見た時は、正直複雑な気分でしたよ（苦笑）

次に大きく動いたのは２０１１年ですね
さくらさんがUstream（ユーストリーム）で、突然零さんとのトーク
というかインタビューを放送する
この動画が残っていない事が残念なんですけど・・・
ここでさくらさんと離れていた数年間の零さんの気持ちが明らかになったわけですよ
この時点では無所属のフリーとして、アイスリボンに参戦することになったのですが
さくら以外の選手にとってはキャリアのある零さんは難敵というか壁でしたね
さくらとのタッグで、すぐにリボンタッグ王者になり
そのままアイスリボンの所属になりました
具体的に明言されていたわけじゃないけど、性格的に面倒見のよい人だから
当時の新人選手に色々指導していたんじゃないかと思われます
そういえば、猫子さんや帯広さんがTwitterに少し書いてましたね
リボンタッグ王座は４回防衛して、結果的に星ハム子＆宮城もち組に取られるのですが
間違いなく、宮城もちの出世試合でしたね

一応、記録上では
零さんはアイスリボンに２０１２年５月まで在籍していた事になっているのですが
実働期間はもっと短くて
聖菜が引退し、あおいがアイスに帰ってきた２０１１年１２月２５日の後楽園興行には
既に零さんの姿は無かったですから

最後に、零さんの姿を見たのは
アイスリボンが埼玉の某市の某駅前でやった
無料の出張興行（おでかけプロレス）をやった時かな
マスクをしていない、あの「新人選手」の姿でしたけど
佐藤社長と懐かしそうに楽しそうに話す姿を見た感じでは
決して険悪な関係になるような辞め方ではなかったみたいで
それどころか、その場のノリで急遽、解説席に座り
「センスのある楽しい解説」を聞かせてくれた事をよく覚えています
あの某市の某駅が、本当に零さんの地元の近くだったみたいですね

「DAYBREAK」は今頃天国で再結成しているのかな・・・・・合掌