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mixiユーザー(id:15877055)

2017年11月08日10:25

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空き地になってた

なんにも、なかった

空き地だった

枯れた草が、ボーボー生えてて

小さな花が、ひっそり咲いてる。。。

ここは、長いこと足が向かなかった

90代のおじいちゃんの家

いつの間にか解体され、更地に・・・

おじいちゃんがお亡くなりになったのか

老人施設に入居されたのか、わからないけど

声も出せず、その場に立ちすくんでしまった

まだ、おたがい行き来があったころは

なんやかんやしてたけれど

おばあちゃんが亡くなり、東京からもどって来た

ひとり息子さんまで亡くなってしまうと

「もう来んでいい」 というそぶりをするようになった

おじいさんには、とても懇意にしてる女性のご友人がいて

その方さえいれば、すべての用事が事足りる

しかし、その女性にたよりきってしまうと

ご近所さんとのつながりが、なくなってしまう・・・

いつも気にかけ、手をかしてくれそうな人はいっぱいいた

たぶん弱みを見せるのも、情けをかけられるのも、イヤなのだ

ワタシは、あまりにも事情を知っていたから

知らなくていいことまで、知ってしまったから

いつのまにか、けむったい存在になっていたのだろう

なにも言わず、そっと、はなれたけれど

もっと別の関わり方が出来なかったのか

と、ずいぶん長いこと、ジブンを責めていた

・・・

あれから、幾年月

近くにいたおじいさんに、ちょっとたずねてみる

 「あの、ここにあった○○さんのお宅は・・・?」

そのおじいさんは、ホースを握ったまま

 「ホエー? なんだって」 と、いぶかしげな表情をしてる

 「あのですね、あそこの土地は○○さんちだったと思うんですが」

 「ハアアアーーーッ?

 あんたの言ってることは、ゆっくりすぎてわからん!!」

 「あっ、もういいです、すいませんでしたっっ!」

あわてて、逃げるように、ママチャリにとびのった

ふー・・・

もう探さないほうが、いいのかもしれない

人生には、いろんな別れ方があって

これが正しい、とか、これが間違い、とか

そんなのは、ないんだと思う


ただ

あんなにおじいちゃんが自慢していた和風の家が

おばあちゃんが大切にしていたキンカンの木が

息子さんがヘチマの苗を植えてた小さな畑が

カゲもカタチもなくなってしまったのを目撃すると

ゴチャゴチャしたことに気をとられんと

ホント、生きているあいだだけ

シッカリ、やっとこ と思う

なにもかも

「これで、いいのだ」 と



  祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり

  娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす

  奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし

  猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風 の前の塵に同じ


                     平家物語の冒頭「祇園精舎」
                        




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離れていても絆を届ける鳩時計「オクタ」がステキ / ハトが鳴くと大切な人が「自分のことを思い出してくれた」とわかる!
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