マルチエフェクターB1FOURを修理に出してから最初のスタジオを迎えるにあたり、さて、どうしよう。
そう高いモノではないのでもう一個同じのを買うと言う選択肢も有るが、直ってきたら2台は邪魔だし何よりシャクだ。
幸いそれまで使っていたマルチB1onが有るのでソレを使うことに。良かったよ、取って置いて。売っちまうと思ってたからね。
しかし、問題が無い訳では無い。
基本的には8〜9割がた同じエフェクターがプリセットされているのだが、無い奴もチラホラ。
で、その無い奴の中に使い勝手の良いエフェクターが入っているので困ったもんだ。
それが飛び道具的な奴でなく、基本全ての音に使用するコンプなんでね。音、変わっちまうな。
でも、ね。
音色の違いなんて本人にしか分からない、イヤ、聞き比べなければ本人ですら気付かない微々たるものだから、ま、イイか。
大枠で音を作って置けば何とかなるさ。どうせライブではPAさんがイイ感じで外音作ってくれるしね。自己満足で十分さ。
と、負け惜しみを言いつつ、サッサと音の手直しを始めましょ。
半年前まで使っていたから大体の設定は出来てます。後は細かい部分をチョイチョイと。
と、思ってみたモノのいじくり出すと止まらないのが音作り。
コッチが良いか、いや、アッチの方が良かったな、いや待て待てソッチもナカナカ・・・気が付けば2時間あっという間。
私の音の組み立ては、コンプ、アンプシュミレーター、イコライザーで基本音を作ります。
コンプで信号を持ち上げてアンシュミでキャラ付け、イコライザーで補正する、と。
メタルバンドなのでアンシュミはアンペグです。
こいつは低音を適度にブーストさせてブリブリ言わせる様にします。余りやりすぎると耳障りなブリブリになるので程々に。
B1FOURとB1onで設定出来る項目が違うが、ま、耳で聞いてこんなもんかな、で。結構いい加減。
Eの開放が気持ちよく響くように作ります。とりあえずコレが鳴っていればメタルベースは何とかなると。かなりいい加減。
正直、低音なら半音ぐらい間違っても気付きはしません。だからベースって好きよ。本物のいい加減。
で、その他の音はイコライザーで補正します。
大まかに作った音だとどうしても聞こえてこない部分が出ます。高音が特にね。
高いベースならそう言った事は無いのかな?安物使いの身には分かりかねます。
設定は
ローに関してアンシュミで十分取れているのでゼロのまま。
中音域を400HZ当たりを持ち上げて厚みを付けます。足りない量を補う程度にね。
中高域、800HZ移行はギターの為に空けて置き、10KHZ辺りをチョイ上げてハイポジションプレイ用に。
如何にもイコライザーで補正しました、と言う高音だが、ま、しょうがないでしょ。聞こえりゃいいさ、一瞬だけだしね。
そんな感じで作っている訳ですが、修理に出しているB1FOURには良いコンプが有りましてね。
グラムコンプと言って低音と高音を太くしてくれる、とベーシストには願ったりかなったりの代物。
コレが良い感じで使いやすく、これだけでも買う価値ありですよ。
が、旧タイプのB1onには無くてね。ヴァージョンアップで付けてくれれば良いのにね。
あ、そういえばこいつのヴァージンアップってチェックしてなかったな。もしかしたら・・・後で確認だ。
ま、音作りに関しては千差万別。人それぞれでノウハウがあるからどれが正しいっての無いでしょう。
まして、楽器が代わればなおさら。
ギタリストの歪みが〜、ドラマーのシンバルの鳴りが〜、最早理解不能。
結局は本人が一番気持ち良い音で弾ければ一番。電気楽器だもの、変な音が出てもイイじゃないかっ。
変な音が評価されることもあるからね。色々試して楽しんで行きましょ。
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