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2020年04月01日02:45

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SARSコロナウイルス2に対する部分的な群れの免疫を予測する疫学的ツール Epidemiological Tools

SARSコロナウイルス2に対する部分的な群れの免疫を予測する疫学的ツール
Epidemiological Tools that Predict Partial Herd Immunity to SARS Coronavirus 2

武漢は、既に新型コロナの穏やかなタイプの蔓延から集団免疫(ある一定の数値50%代の感染者の率:この数値に達すると、人々に感染しなくなる)が成立した中で、肺炎を起こすLタイプが発生し、Sタイプに感染していない人の中で、Lタイプが蔓延して、あの武漢の死亡者3000人代)が起こったが、現在ほぼ制圧されている。それはもともとSタイプに感染済みでLタイプに感染しない人が半数おられたからである。日本もほぼ同じ状況で、下に記載したとおり、国民の約50%は知らず知らずのうちにSタイプに感染し、集団免疫が達成された上で、Lタイプの上陸を迎えた。国民の頑張りにより、徹底的な自粛、休校要請などで対応したために、世界でも稀に見る小さな被害で沈静化できていた。しかし世界中の国は、Sタイプの感染が日本や中国よりも明らかに少ない(地理的な問題:日本は中国の最も人気のある観光地、武漢閉鎖後も日本は、中国からの渡航制限をかけなかった為に、むしろ十分に穏やかなSタイプに感染して新型肺炎に対する免疫がついていた。驚くべきことに、昨年の11月から今年の3月までで、180万人もの中国からの旅行者がお越しになっていた。ただし武漢は閉鎖されていたため入ってきた新型肺炎はほとんどSばかりであった)ため、新型肺炎に対する免疫成立が穏やかなSタイプで達成されていたのである。日本が他国より新型肺炎の被害が小さかったのはそのためだと考えられる。欧米諸国は、中国から遠いこと、武漢閉鎖後、中国全土からの入国を制限してしまった国もたくさんあったため、それらの国々では、穏やかなSタイプで新型肺炎に対する免疫をつけられなかった国民が日本より圧倒的に多かったと考えられる。その後、それら欧米諸国で、さらに変異が進み、オリジナルなLタイプと感染競争をしても、圧倒的に感染力で優位であるため、Sタイプを祖先にしていることには変わりはないが、強い新型肺炎になって、Lタイプの存在をできなくなるほど感染してしまったのである。そのため欧米諸国は、Sタイプで元々免疫がなかった集団に、Lタイプより強い新型肺炎が猛威を振るっていることになる。現状の欧米のニュースを見てもそれを実感できることだろう。
今新たな問題が生じている。
<日本はSタイプで集団免疫を既に得ており、さらにSタイプに未感染な方も、Lタイプに感染したため、ほぼLタイプにも集団免疫が成立している。⇒今までがその状況であったので、沈静化したのである。
現在は、欧米のさらにLより強くなった変異型の新型肺炎が上陸してくる時期となっている。先日より再度感染者数が増えているのは、欧米で進化した変異型の新型肺炎が再上陸して、S・Lの新型肺炎にも感染していない未感染の方々に感染がおこるようになってきたことである。(SやLに既に感染している方々には、欧米の変異型の新型肺炎はほぼ感染できないと考えられる)これから起こる新型肺炎の感染は、欧米の変異が進んだ強い新型肺炎であるため、予想される感染者数は、L型の新型肺炎の感染者数の約7.8倍と考えられる(Ro値で集団免疫に必要な率は少し上がってしまうため)。欧米よりか、既にSとLで集団免疫を達成している日本の被害は小さいはずだが、欧米のLからさらに進化した新型肺炎のRo値はLに対する集団免疫の率より数%高い。数%とはいえ、日本国民1億2千万人以上における未感染者数は、6000万人を超えている。国民の3%も感染するなら、360万にもなってしまう。今後は改めて、極めて強固な感染防御を行わないと、欧米のような死亡者数になってしまうだろう。しっかり制御すれば3週間で沈静が見える。是非後少し頑張って抑え込みたいものである。

下記:3月27日の記事
ここに我々の研究をご紹介します。我々が開発した世界初の疫学ツールで、新型肺炎SARS Coronavirus 2へどれだけかかっていたか?どれだけの集団免疫を持ってるか?を予見することができる。という研究をMedRxivにサーブしました。無症候性が多い(約30%〜50%)の新型コロナの罹患率(感染した人の率)がわからなかったのが一番の難点でした。そしてどういう風に、どのくらい集団免疫を達成しているのか?がわかっていませんでした。我々は、まず先祖のタイプである軽い症状のSタイプの新型コロナウイルスが中国で蔓延していた事実に気づきました。Sタイプは新興感染症としての症状がほぼ無いので、誰も気にかけていなかったのです。しかし武漢でSタイプから進化したLタイプが発生して、今回の武漢のアウトブレークがありました。実際は先に症状が軽いSタイプが知らず知らずに既に中国で蔓延していたのです。さらに中国の海外旅行先では一番人気の日本にも知らない間に入っていました。日本政府は武漢閉鎖後(武漢のLタイプは日本にほとんど入らなくなった)も、武漢以外の中国からの渡航制限はしていなかったので、症状の軽い(約50%は無症候で、新型コロナの症状はほとんどないもの、Lタイプのような特別な肺炎もおこらない)Sタイプの新型コロナが入っていたことにより、知らず知らずに国民の約半分は軽く感染して、免疫、集団免疫ができることになりました。イタリアや米国などは2月の初旬から中国からの渡航を制限したので、軽いS型が十分に入ることができなかったので、新型コロナへの免疫が日本ほどできていない可能性が高いです。日本は軽いSタイプで、どの国よりも新型コロナに十分な免疫ができていたと推量されます。後半の話は、検査を開発するにしても、本当に感染している人は、どれくらいいるのか?がわからないと、陰性としていい値、陽性としていい値がわからないので、検査をしても確定できませんでした。世界にはない本疫学ツールでは新型コロナウイルスがどのくらい日本に入ったか?ヨーロッパの各国に入ったか?をScoringしています。日本のように軽いS型が入って免疫がついていた?それとも?S型が入っていなかった??世界で初めて、それをScoringできたかもしれないという内容です。日本は奇跡的にもヨーロッパより圧倒的に新型コロナに対する免疫が、半分は無症候性での軽いSタイプの方でできていたということになります。
Epidemiological Tools that Predict Partial Herd Immunity to SARS Coronavirus 2 Yasuhiko Kamikubo, M.D., Ph.D. and Atsushi Takahashi, M.D., Ph.D.

https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.03.25.20043679v1?fbclid=IwAR1DN6-IiouvNjaZyY3EouOCLyM4TmJnqW-GKEwT5SXQ9hcllwl5GDXii50

www.medrxiv.org
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