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2019年12月31日12:57

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目先しか見ようとしない人の多さが不思議

この人を支持する人がいるのがなんとも嘆かわしいというかなんというか…。

契約行為の本質というものを無視しているのも大問題ですが、
目先の事しか見ようとせず、
十分な検討もなく拙速な対応を称賛することに呆れます。

確かに、場所によっては、夜間の営業に関して
単純にそれだけ見ればメリットは乏しいことも多いでしょう。

けれど、だからと言って、
単純に時短をすればメリットばかりかというと
そうでもないのはわかりきったことです。

たとえば配送の問題。

深夜〜早朝は閉店しているのだとしたら、
交通量も店内の人も少ない深夜〜早朝で配送することはできません。

売れれば利益率は高いものの賞味期限が短い弁当類やおにぎり類を、
前日の営業時間中で納入させようとすれば廃棄リスクが増すのは当然ですし、
買う側からしても、朝時点で昼食用を買おうとしたものの
昼時点では賞味期限が過ぎてしまうとなれば買うのをやめるひともいるでしょう。

だからといって朝開店してから納入させようとしたところで
配送用の車の数にも制限があるのだから納入が間に合わず、
通勤中の人に対する商機を逸する可能性は低くありません。

朝の通勤中の人を対象にして仕入れたものが、
道路状況等によって通勤時間後に納入されたところで
もはや売れ残りは必至でしょう。

配送の車を増やせば対応はできるでしょうが
コストが大幅に増加するのは必然ですから、
そのコストは利益率を下げることで吸収するか、
商品価格に転嫁することになるでしょう。

いずれにしても悪影響が出ることは必至です。

それに、利用者側から見てコンビニの最大のメリットは
【店の有無さえわかっていれば
 曜日や祝日や時間帯を気にする必要もなく
 行けばいつでも開いているという安心感】
でしょう。

それが【店ごとに営業時間や休業日が異なる】となれば、
利用者の思考としては、どうしたって
【事前に営業時間や休業日を確認する必要がある】
【開いているかわからないから事前に買っておく必要がある】
という方向に変わっていくもの。

そうなったら、わざわざコンビニで買う人は大きく減少するでしょう。
コンビニよりもスーパー等で買うほうが安いのですからね。

前提となる条件が同じなら、
わざわざ高い店で買う人は減るのが当然です。

【開いているかわからないから
 コンビニをあてにしない方がいい】
という風潮になれば、
24時間営業で夜間でも十分な売上があったような
都市部や主要道路沿いの店についても
やはり深夜や早朝の利用者は激減するでしょう。

これは私の知人で実際にいましたし、
おそらくはそれなりの数がいるものと思いますが、
【生活費等を補うために
 コンビニで夜間バイトをして稼ぎながら大学に通う】
ということもできなくなりますね。

暇な時間もあり業務内容もハードではないコンビニ深夜バイトは
場合によっては
課題をこなしたり勉強したりする時間にあてることもできるうえに
体力も温存できるので授業にも支障が少ないものですが、
それができなくなれば、
ハードな仕事をして本筋の勉強に支障を来たすようになるか
奨学金という借金をしなければならない人を増やす事になるでしょう。

物事を変えようとするのなら、
変えることによってどういう影響が生じるかを考えるべきなのが当然。

私がここで挙げたようなものは
【ちょっと考えれば容易に想定できる】
というレベルの内容。

数百年に一度というレベルで
津波の専門家の土木学会や国家機関にさえ想定できなかったような
大津波に起因する福島原発事故について
たかが電力会社に対して【想定できて当然】と騒ぐ世の中なのに、
容易に想定できることを見ようともせずに騒ぐのが本当に不思議です。

■セブン時短店、契約解除=独自に営業継続―東大阪
(時事通信社 - 12月31日 01:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5921314
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