下記は、大阪市長の橋下徹が、弁護士事務所で活躍していた時代の話だ。
橋下徹は、大阪市にある飛田遊郭の顧問弁護士もやっていた男だが、
悪名高き商工ローンのひとつであった「シティズ」の弁護士もやっていた。
悪辣な取り立てで債権者を追い詰める消費者金融アイフルの子会社「シティズ」。
この組織と闘っていたのが、「アイフル対策全国会議」の事務局にいた泥憲和さんだ。
その泥さんが、【絶対に、絶対に、橋下を信用してはいけない】というタイトルで、
橋下徹の実態を暴露してくれたので、みなさんにも公開しよう。
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かつてサラ金が我が世の春を謳歌していたころ、
彼らの違法な利息取り立てによってどれほどの悲劇が生まれたことか。
特に商工ローンの被害はひどいものだった。
橋下は商工ローンのひとつである「シティズ」の顧問弁護士だった。
当時私は法律事務所に勤め、
「アイフル対策全国会議(通称チームチワワ)」の事務局を手伝っていた。
橋下のシティズはアイフルの子会社だったので、
チームチワワはシティズとも果敢にたたかっていた。
これから書くのは、その時代のことだ。
シティズもそうだが、商工ローンは連帯保証人を取る。
金を借りた本人(主債務者)が金を返せなくなると、連帯保証人が返さなくてはならない。
連帯保証人は、ある日突然、借りぬしの支払いが滞ったという理由で、
いきなり「ただちに全額耳をそろえて返せ」と求められる。
連帯保証人が事業者の場合、やおら工場や自宅が差し押さえられる、
銀行預金が押さえられる。
こうなると信用を失い、事業継続は不可能だ。
寝耳に水の状態ですべての財産を奪われ、住むところを追われる。
こうした手法でみぐるみはがれた人々の間に、自殺が相次いだ。
夜逃げ、一家離散に追い込まれ、精神を病む人も相次いだ。
奥さんが焼身自殺するなど、耳をふさぎたくなるような悲劇は数限りもなくあった。
橋下がバックにつくシティズは特に悪辣だった。
シティズの取っていた利息は利息制限法をはるかに上回る違法なもので、
そういった契約は本来無効なのだが、
法律を駆使して作った精緻な契約書で顧客をがんじがらめにしてしまい、
本人が「違法な利息ですがそのことを納得して支払います」と申し出た形式をしつらえて、
一切の逃げを許さなかった。
ほかの商工ローンやサラ金が違法利息であることを認めて過払い金を返すようになってからも、
シティズはびた一文返さなかった。
しつこくしつこく裁判を繰り返して抵抗し、顧客を追い詰めた。
シティズの悪辣さを示す話がある。
平成20年、大阪高裁はシティズの違法性を認める判決を下した。
シティズはこれを不服であるとして最高裁に上告した。
翌年、最高裁は口頭弁論を開かずに判決日を指定した。
口頭弁論を開かないということは、シティズの負けが濃厚になったということだ。
するとシティズはなんと、自分が上告したにもかかわらず、
判決を下されて負けが確定するのを避けるために、上告を取り下げやがったのだ。
判決は「お蔵入り」にされてしまった。
周到な判決書を準備していただろう最高裁も、この態度にはプッツンしただろう。
上告を取り下げて自ら負けを認めたシティズだったが、
この客にだけ過払い金を返還したものの、
それ以外の客からは相変わらず違法利息を取り続けた。
「だって最高裁で負けが確定してないも〜ん」というわけだ。
まったくもって世の中も最高裁もなめ切ったやりくちだ。
いまに至るも橋下の手口は変らない。
口だけは達者だが、誠実さのかけらもなく、血も涙もない。
法的に出来ることでも人としてやってはならないという信義則が彼には通じない。
平気で裏をかいてぺろりと舌を出す。まさに法律やくざだ。
シティズのような商工ローンのせいで、一体どれほどの人が自ら命を絶ち、
人生を狂わせただろう。親の運命が急転した結果として、
どれほどの子どもが不幸に突き落とされただろう。
本当に悔しい。
橋下は他人の人生のことなど眼中にない。
どれほど他人が傷つき苦しもうとも、自分のキャリアのために、
違法を合法だと言いくるめつづけた。
そしてそんな自分の法律的手腕を誇っていたのだ。
彼がシティズの顧問弁護士を辞めたのは、
いよいよ最高裁でどうにもならなくなる直前だった。
追い詰められたら、最高裁敗訴弁護士という「汚名」から自分だけ逃れるために、
訴状から名前を消して、さっさと泥船から降りたのだ。
こんな不誠実でウソつきで卑怯極まりない人物が政治家を務めていられるなんて、
何かの間違いだろうと思いたい。
自民党だってろくなもんではないのかもしれないが、橋下よりは百倍もましだと思う。
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大阪市民も大阪府民も、のんきに大阪維新を支持していたら、
ケツの穴の毛までむしり取られるのがオチではないのか?
土木建築業界に利益誘導を図り、全国各地にインフラ整備という産業を興し、
日本を土建国家体質にした田中角栄の功罪は、さまざまに語られ非難されもしたが、
政治家としてというよりも人間としての品性が浅ましく賤しかったとは思わない。
しかし、橋下徹の場合は、この基本的な人間性が薄汚いものだから、
巧言令色鮮し仁というやつで、何を語っても真心を込められず、空とぼけていやあがる。
法律というものを、人を不幸に陥れる道具に使って、金を巻き上げる弁護士。
裁判とは基本的に勝てばいいのだが、非法を合法に仕立て上げるために金を貰うことに、
いささかも心にとがめることはなかったのだろうか?
そんなヤツに、民草の暮らしの痛みからものごとを考えるべき政治家が務まるのか?
色街の飛田遊郭に通っていた島田紳助が、飛田に面白い弁護士がくっついていると知り、
紳助がMCをやっていた「行列のできる法律相談所」に、その弁護士・橋下徹を起用。
茶髪のチャラいキャラクターと、返しのうまいタレント性が妙に受けて、
テレビ・芸能界とも太いつながりができたのだったが、
橋下徹のような男を世に出して陽の光に当てたのが最悪だった。
チンピラはチンピラを呼び込むものだ。
「橋下優秀やで!」
としか書いてないんですが・・・。
法治国家で法律駆使して人を貶めることの、何がいけないんですか?
まさか、感情を優先する人治国家の韓国みたいになれと?正気ですか?www
やっぱり橋下が勝って正解じゃないか(安堵)
たしかに橋下徹はあざといまでに法律の裏表をよく見据えて、
訴訟沙汰を有利に展開する術を心得た弁護士だと思いますが、
「法治国家で法律駆使して人を貶めることの、何がいけないんですか?」
というご意見には違和感を覚えますし、このご意見を橋下徹が知ったら、
さすがにかれも怒ると思いますよ。
経営に行き詰まって借りた金が返せない事態は、その経営者あるいは連帯保証人に、
返済の責任がかかってくるのは当たり前のことです。
が、しかし、「シティズ」が法廷闘争になった部分は、ちょっと違います。
もともとが法外な不当利子分を加算して貸金業を行なっていた業者が、
法的な制裁を加えられるのは、あなたがおっしゃるとおり法治国家であるならば、
当然のことだと思います。が、そこをのらりくらりと逃げかわすために、
橋下徹弁護士は、負ける可能性が高いと予測しながらも、「シティズ」の弁護士として奮闘。
しかし、違法行為と法的判断が下される前に、かれは「シティズ」の弁護士を降りました。
かれ自身が、「シティズ」側の恣意的な違法性を自ら認めたからです。
日本の法律制度のどこを見ても、法律によって人を貶めてもいいとは一言も書いてはいない。
その基本をよく知っていた橋下徹弁護士は、自ら身を引いたのです。
「シティズ」の違法営業の実態を知っていながら、
それをあたかも正当な商行為であると主張し続けて、
「シティズ」を勝たせるために法律の穴を探してきた弁護士活動に、
大いなる欺瞞があったことも証明されましたね。
一般的に違法性の高い内容で争われる裁判で、被告の弁護を引き受けた弁護士は、
罪は認めながらも、どのへんまで罪の軽量化を図れるかに知恵を絞りますが、
罪は棚上げし、原告に対して徹底抗戦をした挙句、最終判決の手前で完全敗訴がわかると、
尻尾を巻いて逃げるというのは、被告の「シティズ」からしても憤慨してしまう態度でしょう。
あなたが、「やっぱり橋下が勝って正解じゃないか」とおっしゃる、「やっぱり」というのが、
なにをもって当然だと指摘されるのか、よくわかりませんが、
わたしは、優秀な橋下徹、ということであれば、
二枚舌ではない、もう少し実直な政治を願っています。
まぁ、政治家を降りると言うてますから、それは期待できないかもしれませんね。
法律の前に、法哲学、法思想があります。
でないと、刑罰を受け、損害賠償を払えば、殺人をしても、OKになってしまいます。
ただ、お金儲けのために、裏街道を走る弁護士もいますが、
裏街道の弁護士が、堂々とテレビに出て、しかも首長になることは異常です。