今宵一枚目の音楽は ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
イェフディ・メニューイン（ヴァイオリン）
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー（指揮）
録音時期：1953年4月
フルトヴェングラーを神格化しているのだろうか もちろんファンになるのは自由であるし 思いもよらない演奏が発掘されるのは収集癖をくすぐるのはよくわかる が それをクラシック初心者に勧めるのはやめてほしい行為であると思う
フルトヴェングラーの 今では絶滅しかかっている古き演奏様式は時として魅力的である 例のバイロイトの第9のように奇跡的な演奏もある ただそれらは歴史的価値として評価すべきものであって 貧弱な録音はいい演奏とは違う
問題は二つ 一つは言うまでもなく録音が悪い おおむね いろいろ発掘されたライブ録音などは聴くに堪えないものが殆どだ
そもそも録音が悪ければ 指揮者が苦労して築き上げた各楽器の響きは伝わらないし 各楽器間のバランスなどの重要な要素も全くわからない 聴けるのは速度や全体音量の違いだけ これはいくらフルトヴェングラーが凄い指揮者だったとしても その魅力の半分ぐらいしかわからない
二つ目の問題は そのロマン主義的 感情移入的演奏があまりに極端で 曲そのものの構造まで壊してしまうような気もする 個人的には昨今の貧弱で味気ないピリオド奏法などよりよほど心の琴線に響く
ちなみにメンコンも入っている
朝からお雑煮 おいしいな きびもちがあと2回分 来週餅をつく予定 からみ餅が楽しみだ 鍼治療に行く その常識は本当か これだけは知っておきたい 実用オーディオ学 単行
本 一昨日の夜注文したら昨日の夜には郵便箱に入っていた 早いね 薄い本だが二千円もする 結構面白い本だ 帰宅後 仕事をしようとしたが風が強いね といふことチェーンソーの試し運転 なかなかかからん がようやく動いた 一安心 昼になる
ラーメンを作る 味噌ラーメンのインスタントの粉末が一つあるので ニンニクと豆乳入りの味噌豆乳ラーメン 具は唐揚げ半分にほうれん草適宜 麺94グラムを茹でて165グラムくらい 半分にして 食べる 食事が軽いといいね 風が吹くのでお酒を買いに 大きな酒屋で毎回違う焼酎を買うことにしている 帰宅後キウイの雄の木を三つに切る 結構な大きさでねじれているので切った 新しい雄の木があるので古いのはいらないと母が云ふのできる ちなみに同時にメスの木も買ったが そちらは枯れてしまった もういちどメスの木を買ったつもりが雄の木であった そして枯れた
その後ノコギリの手入れ 木屑等を取り除くだけ 丁寧に目立てした方とノコギリの歯を交換しておく 茶になる 暴れん坊将軍は面白いね 今日は第一シリーズ86回目くらい だいぶ貫禄がついてきたね オープニングの映像とはちょっと違ってきているね
年の暮れから懸念していた同級生のその後 昨年の十二月中旬に手術することになって その後の様子がわからなくなっていたが 今日寒中お見舞いが来て 無事に退院自宅療養しているとのこと よかったね 夕飯になる
昨日母が久しぶりにカレーが食べたいと言っていたので 近くのすき屋にいて買ってきたら牛丼の肉だけを買ってきた レンジで加熱して盛り付ける時に気がつく カレーじゃない カレーを買いに行ったのに 牛丼の具の方を買ってしまった といふことで 酒屋でカレーを購入 色々とあるが 松坂牛カレーを購入 無事夕飯はカレーを食べる サラダに サラダと言ってもサニーレタス二枚に 緑のレタスのは半分 採る時ちぎれた 綱の残りを入れてマヨとドレを入れて撹拌 盛り付けてレンジで加熱 暖かい葉物サラダもうまし それに昼に食べ忘れたヨーグルトキウイ入り これもレンジで加熱 温かなヨーグルトもおいしい
寒さが堪えるといつも良寛さんを思い出す 無為静寂で孤独な世界を好んだ良寛
生涯慵立身 騰騰任天真
嚢中三升米 炉辺一束薪
誰問迷悟跡 何知名利塵
夜雨草庵裡 双脚等閑伸
生涯身を立つるに慵（ものう）く 騰々 天真に任す 嚢中 三升の米 炉辺一束の薪 誰か問わん迷悟の跡 何ぞ知らん名利の塵 夜雨 草庵の裡 双脚 等閑に伸（の）ぶ
良寛禅師の代表的な詩 良寛様が住んでいたこの草庵は 雪深い越後 春夏はともかく 腰高以上に雪が積もる冬 薪の一束で暖が取れるというのか
満足な衣類や布団があるわけでもない それで充分だと 良寛様は仰る
とても 軟弱な我々現代人には 耐えられるわけもない
せめて私利私欲に振りまわされない生き方をこころざしたいもの 冒頭の
生涯身を立つるに慵（ものう）く 騰々 天真に任す
そんな人生でありたいものだ
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