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2020年03月30日19:53

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無言歌は続く

 天気予報では終日曇天 晴れたらミツバチさんが出そうだ と蜂屋さんがいっていたが 今日は出なかったと聞く とりあえずミツバチさんの床板の交換 二人いないとできない作業だ 分封した箱なら一人でできるが あとは重くて一人じゃ危ない

 今宵の音楽は モーツァルト:交響曲集 二枚組
 1. 交響曲第40番ト短調K,550
 2. 交響曲第41番ハ長調K,551[ジュピ
 3. 交響曲第39番変ホ長調K,543
 4. 交響曲第32番ト長調K,318
 5. 交響曲第34番ハ長調K,338
 シュターツカペレ・ドレスデン
 オトマール・スイトナー(指揮)録音1974〜75年 優雅な響き とでも言っておこう

 午後は歯医者さん 時間がありますか と問われたので 十分に と答えると二時間付ききりで治療 恰別痛くはない 欠けた歯を修復 きれいになった 帰りにケンタッキーでも買ってこようかと思ったが 会計で時間がかかった 耳の遠いといふより ほとんど聞こえない人の対応に30分 支払いが遅れたので余計遅くなる 3時ごろ帰る予定が5時半であった ミツバチも寒いので分封はせず こんな日に好都合だ

 さて 昨日は立原道造を書いたが 一年に一度 読みたくなる本がある 新書館 水絵具の村 信濃追分旅のモザイク 邑崎恵子 ここ幾年かは取り出しては読んでいる 昔 大学生の頃かな 追分を旅したことを思い出す もう一度 行ってみたいものだ

 歯の治療中少し時間があるので本を読む 「さよならは言わないで」 無事読了

 三月正當三十日
 風光別我苦吟身
 共君今夜不須睡
 未到曉鐘猶是春

 三月晦日 劉評事に贈る
 三月 正まさに當たる  三十日
 風光 我が苦吟 く ぎんの身に 別わかる
 君と共に 今夜  睡ねむるを須もちゐず
 未いまだ 曉鐘げうしょうに 到らざれば  猶なほ是これ 春

  賈島(かとう)=(779〜843) 中唐の詩人 字は浪仙 または閬仙

 今日はヴェルレーヌの生まれた日だ 落葉
            上田敏 『海潮音』より

  秋の日の
  ヰ゛オロンの
  ためいきの
  ひたぶるに
  身にしみて
  うら悲し。

  鐘のおとに
  胸ふたぎ
  色かへて
  涙ぐむ
  過ぎし日の
  おもひでや。

  げにわれは
  うらぶれて
  ここかしこ
  さだめなく
  とび散らふ
  落葉かな。

 あまりに有名だな 他にも堀口大学や金子光晴が翻訳しているのがある 新潮文庫にもあるようだ
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