無言歌は続く　

　本日は天皇誕生日である　といふのを一二分前に知った　日曜だといふことは知っていたが明日が振替休日だとは知らなんだ　これも一時間くらい前　母が明日も休日で　鍼治療は火曜日になる　と云ったので　ああ　明日も休みか　と知った　天皇誕生日　昭和　平成　令和　と生きてきたので三度目の天皇誕生日だ　すでに前の二つの天皇誕生日は忘れた

　今宵の音楽は　ベートーヴェン 戦火のマエストロ・近衛秀麿
　ベートーヴェン：交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
　シューベルト：交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
【演奏】　近衛秀麿(指揮)　読売日本交響楽団
【録音】　1968年2月21日　杉並公会堂(ステレオ)
　そういえば近年テレビで見たな　NHK BS-1スペシャルで二度ほど見た記憶が蘇る　解説がイケメンの俳優だったような記憶　しかし誰だかは忘れた　ハイリゲンシュタットの遺書は　死での旅の置き土産でなく　むしろこの遺書を書くことで過去を忘れ去る　新しい人生への道として遺書と残したのだろう　遺書の中にこんなことも書かれてある

　おお人々よ　君たちがいつかこれを読むならば　君たちはわたしを不当に悪くとっていたということに思い当たるだろう　そして不幸な人は　自分と同じような不幸な人間が　尊敬すべき芸術家や人々の列に加えられようとして　自然のあらゆる障害に抗して　自分の能力の最善をつくしたことを知って自ら慰めるがいい

　今宵二枚目は　ベートーヴェン交響曲第4番変ロ長調 op.60
　バイエルン国立管弦楽団
　カルロス・クライバー
　ベーム追悼演奏会ライヴ　 (1982 Live)(Single Layer)　聞かない人にはこの曲の素晴らしさはわからない


　風が吹いたね　昨日風が強い　といふ予報で　我が町は全然強い風が来なかったら　翌日の今日　結構強い風が吹いた　とりあえず三月にジャガイモを植えるので畑つくり　腐葉土と堆肥を二体　それに少し苦土石灰を入れて幸運　耕耘　植える三週間前にすることだ　といふことでジャガイモは3月15日くらいを予定　アンデス赤にシャドウークィン　赤と紫だ　その後裏で堆肥つくり　フルイで振るって　肥料の袋に詰める作業　しかも杉の木の下　風が吹いている　予報で　今日は杉花粉のピークだと云っていた　その日　杉の木の下での作業　思へば30年くらい前　私はひどい花粉症で　鼻は出るわ　くしゃみは出るわ　涙はポロポロ　しかし突然治って　強風の　花粉が舞う木の下　花も涙も全く出ない　突然治った　医者も何の薬も使わず　ある年突然治って現在に至る　不思議だね

　昼にそばをサラダ風にしてみた　ベーコンを炒めてキャベツに茎ブロッコリー加えて　さらに炒め　茹で上がったそばを入れてドレッシングで攪拌　これが実においしい　ここにパイナップルかミカンにニンジン　と加えるとより春っぽかった　酸味の効いた夏蜜柑もいいかな　夕飯は昨日買ったメンチカツひとつを　鯛を炊いた上に　要するに蓋の上に置いて　じっくり温める　オーブンやレンジを使うとせっかくの肉汁が減る　それにパサつく　弱火でコトコト30分　いい感じ　ご飯味噌汁にキムチ　

　「埋もれた金印」　ご存知だろうか　「漢委奴国王」と刻まれた金のハンコである　1784年の今日百姓が見つけた　毎日畑に土に触れ鍬を入れているが　金目のものに触れたことがない　私も百姓　なんかに触れたいね　畑に金塊でも埋まっておらんかなー