今日もいい天気 しかし この後雨が降ると云ふ予報だったが 午后からの天気予報は聞いていなひので さあてこれからどうなるのだろう 明日は降るのを予定して お買い物を思案だが どうなることやら 朝のTVニュースで 多分NHKだと思ふが 三社祭がどうのこうのと云っていたような気がする そうか 今日は浅草神社の祭礼か 江戸の庶民に愛されていたこの祭り 年中行事でもある わたしは祭りが嫌いなので まったく興味はなひ
さて今宵一枚目は昨日の再聴 賛美歌集 日本語で聴くと云うのも悪くはなし しかし色んなCDを持っている キリスト教に関する音楽は結構持っていゐるが 仏教に関する音楽は一枚しかなひ このあとはそれを聴いてみるのも悪くはなひけれど 声楽曲が後数枚あるので やはりそちらを選ぶとしよう
今宵二枚目は アレッド・ジョーンズの歌声 ボーイ・ソプラノである そう謂えば昔TVのCMでこの歌声が聞こえたようん記憶がある 100年にひとりのボーイ・ソプラノと呼ばれたようだが 1970年生まれ いまなら45歳か どんな人生だったのだろう 無駄に馬齢を重ねるひとは多かりき
西尾幹二著 中央公論社刊 行為する思索 と云うのを読んでいたら こんなのがあった
教養とは元来 行為 もしくは身体的鍛錬を基本に置く言葉であった 古代ギシシアでは 教養とは 一種の実践的概念であった 単に読書 学習に限らず それに基づく規律 節制 克己 忍耐をも指していた
一体いつ頃から教養とは机に向かって書を繙き 知識を身につける受け身の享受と考えられるようになったのだろうか
成る程 教養とは漢語ではなひらしい どうやら翻訳語と云うことと書かれてある 学業を修め徳性を養ふ意味での我が国で使われているのは 修養 修業 修行等であると云ふ
なんて書いているが 以前何度か目を通したことがある本だが このたびは新しい発見と云ふべきだろう 本を読む楽しみである 読む度に捉え方が変化すると云うのも 長年の読書のお陰であると思われる 読み出したら止まらんので今夜は是を読むとするか
因みに この本の無心への飛翔 と云う文章の第四章に オイゲン・ヘリゲルの 「弓道における禅」 と云うのは実に素晴らしく 何度か読み返した 岩波で文庫が出ているのだが 未だ得ること能わず ネットで探すか 探したら岩波ではなかった 道理で文庫を探しても見つからんわけだ 兎に角おもしろいので 古本屋で見かけたら 奇貨おくべし と云ふ気持で行こう それにしても美しい歌声である つくづくわたしは声楽がお好みのようである
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