真言宗東寺派
霊場本尊 三面千手観世音菩薩
創立 天平勝宝五年(奈良時代)
西国三十三所には番外という存在があります。
山科の元慶寺は民家にとり囲まれた小さなお寺ですが、西国巡礼を創始したと伝えられる花山法皇が出家した場所とされる由緒から番外としてランクインしています。
まあ補欠ながらベンチ入りといったところでしょうか。
洛西観音霊場にも四つのお寺が番外として参加しています。
大原野神社の向かいにある正法寺も番外寺院ですが、創立は奈良時代にまでさかのぼるという古刹です。
鑑真とともに唐から渡来した智威が隠れ住んだところと伝えられています。
また本尊の三面千手観音は鎌倉期の傑作として国の重要文化財に指定されています。
正法寺の自慢は仏像だけでありません。
本堂前の枯山水は石が鳥獣になぞらえらていて、遠く東山が借景という、なんとも気宇壮大なお庭です。
これだけのお寺でありながら、どうして番外の位置に甘んじているのか気になるところです。
西山にいます厄除け観世音、
参れる人を助けましませ、。
「
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