1992年。
モスクワの公園では比較的歴史は浅いのですが、ユニークな公園がモスクワ川の南にあります。
彫刻公園にはロシアの歴史を彩る英雄偉人の肖像彫刻がずらりと並んでいます。
中には悪名高きブレジネフのような人の像もあります。
ちょっと日本で考えられない公園です。
日本でいうと岸信介、力道山、田中角栄、美空ひばり、手塚治虫、三島由紀夫といった人たちの肖像が仲良く隣り合っているといったところでしょうか。
歴史好きには外せないスポットといえます。
また川に面したプロムナードからはピョートル大帝記念碑を真正面にとらえることができます。
記念碑は高さ98メートルで、帆船の甲板に立つピョートル大帝の姿を模しているというちょっとほかでは見ることができないモニュメントです。
公園そのものはトレチャコフ美術館の新館に付属したようなかたちになっています。
この美術館は20世紀のロシア美術をテーマにしています。
日本ではまだまだなじみがないロシア美術ですが、その豊かな世界に圧倒されます。
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