さて今回の絶版書籍専門古書店で買った目玉、
恒文社刊 工藤美代子女史著
「黄色い兵士たち」
です。
これは新刊で出た時欲しかったのですが買えなかった本。
第一次大戦、日本は連合国として参加しましたが、
青島の戦いや遠征した艦隊の話は有名ですが、
ちょっと珍しい日系カナダ兵の話。
少数が投入されている事は知っていましたが、読んだ当時、
アラスみたいな結構メジャーな戦線に参加しているのは、
この本で知りました。
大体、コモンウェルス軍はイギリス軍の下敷きにされる事が多い上、
人種差別などもあった様ですが、
凄惨な人海戦術の応酬であった第一次大戦はそんなものを飲み込みます。
最後の章に参加した日本人のリストがあって129名全員が載っています。
発行部数が少なく、一瞬で見かけなくなったこの本。
新書版は存在してますが、
ハードカバー。久々の再会です。
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