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2021年05月13日21:43

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 まあ、人間生きていると恋愛感情の一つや二つ発生する訳ですが、

ふと立ち返って人の好意って、なんだろう?なんて思った事はあるものの

その解決に至る正答があいまいなまま来ている自分がいるのです。
 
 そんな感覚にぴったりくる作品を読みました。

入間人間氏著「彼女を好きになる12の方法」です。

ちょっと間が空いた、メディアワークス文庫週間です。

 主人公は、付き合ってはいないけれど、いつも一緒にいて暇あらば

主人公の部屋に入り浸ったり、遊びに出かけたりするヒロインに対して、

好きにならなくてはいけないような感情が起こり、

ヒロインを「好きな理由」を求めて日々を過ごしだします。

 それに対してヒロインに一目ぼれしたものの、

ヒロインの事を何も知らない第三の人物が登場します。

 基本的に主人公と、この第三の人物の「好意」の対比になる訳ですが、

主人公とヒロインの関係がゆっくり進んで行き、

最終的にはヒロインの「好意」が主人公の「好意」を凌駕してしまう事になります。

その過程で、第三の人物の「好意」がヒロインの本質を理解していなかった事を

ヒロインの絵を見た主人公が知る事になって終わります。

 実際、「好意」の形態って、いろいろあるのだと思います。

この作品に登場するキャラクターは双極に近いですが、一般の範疇です。

そう言った心理をヒロインが残酷なまでの単純な「好意」を示す事で

起伏の無いストーリーに強いコントラストをつけているように思います。

非常に魅力的で面白いけれど、ちょっと切ない感じ。

しかし「彼女を好きになる12の方法」と言うタイトルの12の部分の要素は

どこに行っちゃったんですかねえ。
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