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2021年04月27日22:42

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未来人

来から来た自分、と言うのはタイムパラドックス物語の最大の題材

と言ってもいいのですが、この所、時間軸は違えど二人の自分が

同時に観測されるのが不可能と言う設定になってきました。

シュレディンガーの猫説の効果でしょうか、なかなか難しいものです。

今回は、面白い考え方で未来の自分に会ってしまう高校生の物語、

野まど氏著作の「HELLO WORLD」と言う作品です。

グーグルマップの親玉みたいなもので、

VRでその場所に行けるようなサービスができ、

日本にもそのシステムが開始された近未来、

歴史都市京都でそのシステムを発展させ全てを記録していき、

保存していこうと言う実験の対象になります。

 主人公は本好きで、コミュニティ障害に近い京都のとある高校の生徒。

人間関係に悪戦苦闘しながら図書委員になったりして、

それなりの高校生活を送る日々。

ある日突然、10年後の自分を名乗る人物が現れます。

傲岸不遜な姿に不信を抱きますが、10年後の自分は主人公しか知りえない、

自分も知らなかった事実を言い当て証明します。

「主人公は図書委員のヒロインと恋をする。」と言い出し、

主人公の存在する世界はコンピュータで記録再現された世界だというのです。

10年後の自分は、つき合いだして間もなく発生する

ヒロインの事故死を回避すると宣言、

まずヒロインとの恋愛から訓練を開始します。

 要は、コンピュータの中の記録されたヒロインを救い出すという話です。

笑顔の写真一枚無いので、せめてこちらのヒロイン位幸せになってほしいと。

 いわゆるデータ改ざんですが、当然、保全する側の妨害があります。

紆余曲折を経て、いろいろな思惑やどんでん返しがある訳ですが、

この時点でタイムパラドックスの物語ではなく、

ハッカーの物語になってきますが、

最終は創造主の話に発展します。何だかこのストーリーを読んでいたら、

アプローチは違うもののアーサー・C・クラーク氏の

「2001年宇宙の旅」における科学的な神様の解釈と

同種のイメージだなと思いました。

「2001年宇宙の旅」からすると随分身近な感じになりましたが。

そんなからくりがあるものの、最終的に、

人生を費やすに値する人と出会った自分がどれほど変われるか、

と言うお話なんですが、

ネタバレしたら面白味が無いのでやめますが、

最後の展開はなかなか素敵ですねえ。

アニメーションになったみたいですが、

未見なので探してみようと思います。
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