通勤が長いので、本や映像は必需品になってきたのですが、
古書店で棚買いした影響か、80冊買ったうちの50冊以上が
メディアワークス文庫に偏っていたため
メディアワークス文庫週間と銘打って紹介してます。
天沢 夏月氏著 「拝啓、十年後の君へ。」 です。
これは、所謂学校の記念で埋める"タイムカプセル"ものです。
担当者の性格か、タイムカプセルを開ける作業が非常に雑で、
掘り出した上、連絡網順に郵送で回し自分の分を取ると言うもの。
そうして起こる、昔のわだかまりや現状の改善をするストーリーです。
ヒロインが手紙を取ってから、何人かの話が挟まれ、リレー形式で、
最後にヒロインとその意中の人と繋がる展開は、氏の前作
「そして、君のいない九月が来る」と似た感じです。
後書きではミステリーになる予定だったそうですが、
優しい青春劇になってます。そんなに難しく考えず読める本でした。
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