ちかごろ、日本の寺院や生活マナーなどのインターネットの書き込みを
見ていると、中国人の「正当な中華文化は日本にしか残っていない」
と言う書き込みをよく見かけます。
中華文化からいろいろ学んだ日本ですから、影響は受けない筈は無いですが、
本場に残っていないと言うのは不思議な感覚です。
まあ、過去を否定する中華人民共和国はもちろん、台湾外の省人も
中国本土を追われて来た中華文化なので、リセットされたも同然
なのかもしれません。
そんな中The better Indiaと言うサイトに、
「梵字」梵天=ブラフマンが残した文字が、生まれ故郷であるインドでは失われてしまったのに、
日本には、お墓の卒塔婆やお寺の御朱印の墨書きなどに
その姿を厳然として残していることが指摘され、
インドの人々に驚かれています。
https://www.thebetterindia.com/155862/siddham-india-japan-sanskrit-buddhism/?fbclid=IwAR0GdAQsN9slEfW8IIx8SWEK5dMuzawZP0GZyRGxz-5pAqm2J-MtFucqm-s
中華で騒がれているのはよく見かけますが、インドは流石に珍しいなと。
日本の場合、戦国時代で君主が変わっても、土着の宗教否定も無いし、
キリスト教以外の宗教弾圧も見られません、それだってキリスト教徒の
強引な他宗教の阻害が原因の場合がほとんど。
現代に至っては「苦しい時の神頼み」なんて言葉がまかり通る国です。
案外、日本人は生活に不都合が無い限り、
物事を切り捨てると言う事が苦手なのかも知れません、
無宗教と言いつつ、習慣だけは染み付いたのでしょうね。
そんな状態で、「インドの全てが残っている。」みたいな書き込みは、
何だか気恥ずかしい限りです。
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