近頃、ボードゲームやカードゲームが復興してきたみたいで、
近所の店舗でも見かけるようになりました。
この現象は、1980年代にもあって、その頃は主にマニアックな
「ウォーゲーム」とか「シミュレーションゲーム」
と言ったものが主流でした。
主な生産国はアメリカ、ブーム後半には日本製も大量に出回ります。
最初はボードゲーム主体、1980年代後半になるとカードゲームも。
冷戦も続く中、世の中の行く末を占うようなゲームも。
その究極のゲームが「ニュークリアウォー」
兵器で他国を威嚇し、プロパガンダなどで国民を移民させ、
追い詰められると、核戦争に突入する、と言うもの。
いざ核戦争になると、最低100万人、最大3000万人が一撃で失われ、
大概は講和なき戦争になってしまいます。
日本人には馴染みない移民が鍵を握るのがアメリカらしい感じがします。
日本人なら国体が日本人以外に移ると、日本ではなくなる意識が強く、
こんなシステムはあまり思い付きそうにはありません。
案の定、何回かプレーしましたが、毎回勝者無き最終戦争へ突入します。
後に登場する日本のカードゲームには、こんな発想のものは全く出ません。
政治的や軍事的には弱点なのですが、こんな日本のほうが良いなと思うのは、
やはり日本人で良かったと思う部分です。
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