先週末、仕事の資料として、飛行機の写真をフリーフォトで探していたら、
その中に「the Belin train」と機首に入った
C-47輸送機の写真がありました。
モノクロで画像の荒さから当時のものかと。
当時とは1948年、ドイツは東西に分かれ、
東ドイツの中でベルリンは東西に分割され、
西ベルリンだけが東ドイツの中で孤立していました。
西側へ脱出するための駆け込み寺になり、労働人口の流出を懸念したソ連は
西ベルリンを完全封鎖。西ベルリンでは燃料や食糧だけでなく、
石鹸やトイレットペーパーなどの生活用品や、薬品などが
短期間で欠乏、
市民生活が危機に。
アメリカ主導の西側は、ベルリン市民200万人を支える、
物資の空輸作戦を実施。
一般に「ベルリン大空輸」と呼ばれる壮大な作戦でした。
そんな中で投入された作戦機の中の1機を写したものかと。
1日4500t、1年間続いたこの作戦は、
実に現在の貨幣価値で2000億円のかかりました。
ちょっとした国の年間国家予算程度の大規模作戦でした。
写真は機体の凹みや塗装剥がれ、リベット浮きなど
相当酷使されていた様子が伺われます。
なかなか興味深い写真ではあります、
どこかの報道写真だと思うのですが、
著作権フリーなのはなんだか不思議な感じです。
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