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2019年09月02日21:12

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奇書

私はマニアと言うほどではないものの、本が好きです。

乱読家なので、多少偏ってはいるものの、分野は広いと思います。

現代ビジネスの記事に、奇書と言う分野があると言うのがありました

定義は、かつて当たり前に読まれていたが、いま読むとトンデモない本。

かつて悪書やフィクションの類と目されたが、いま読めば偉大な名著。

とか言うものです。


“日本三大奇書”は『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』『黒死館殺人事件』なのですが、

生まれた瞬間「奇書」という評価を受け、今も変わらず保ち続けているので、

著者の描いた世界観を読者にまっすぐ届けることに成功した「名著」と評価されると。

かつて良書とされていたが、現代の価値観から見ればとんでもない内容の書籍。

かつて禁書とされていたが、近代科学の礎となった書籍。

奇書のサンプル。

一つ目はハインリヒ・クラーマー著の『魔女に与える鉄槌』があげられています。

15世紀に書かれた「魔女狩りマニュアル」。

前段の、魔女の危険性を訴える論文と、後段の魔女を告発する方法の手引書からなり、

本書により「魔女狩り」の嵐が発生、累計で10万人以上が処刑されます。

活版印刷が広く普及し始めたころに出版されたため、「新しい技術による美しい活字」

に信ぴょう性を担保される形で、ヨーロッパ中で翻訳・出版されたそうです。


私自身は部分的翻訳しか読んだ事ありませんが、いわば宗教的戒律を無視して

力を得るものを定義し、告発するものでしたが、

結局現代における人種差別から来る生活習慣の違いや、

優秀で反乱を起こす可能性のある者を処刑すると言うもので、

当時の生活習慣がわかって面白いなと思った記憶があります。


次の東京朝日新聞の『野球と其害毒』これはタイムリーで1911年の先日8月末から

全22回に渡って東京朝日新聞に掲載されたコラムなのですが、

野球というスポーツがいかに青少年の健全な成長に悪影響を及ぼすかを、

新渡戸稲造や、乃木将軍などそうそうたるメンバーでした。

結局、大阪から進出した毎日新聞の売りである野球に対する、

東京朝日新聞のネガティブキャンペーンだった訳ですが、

今やドル箱の「夏の甲子園」を見ると皮肉な話だなと。


一連のサンプルの奇書、からすると、当時の常識とか云々より、

政治や差別、利害関係から派生しているものが多く感じます。

人間が変わっていく過程で普通の本も奇書に
変わって行くのでしょうね。

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