まあ、外来生物の危険性と言うのはかねてから言われていますが、
日本人からしたら、外国の生き物と違って日本の生物は貧弱そうに感じてしまう訳です。
しかしさにあらず、実際は環境の問題で、適応してしまえば弱者を駆逐して、
そのポジションを奪う訳です、実際、鯉などは、アメリカで繁殖して
日本で問題になっているブラックバスをも駆逐する勢いだそうで。
CNNの記事によると、ケンタッキー州で外来種のコイが大量に繁殖、結構深刻な事態に。
ケンタッキー州魚類野生生物資源局は「電気ショック」ボートを使ってコイを感電させ、
水面に浮かんだコイを回収する活動を行ったとの事。
魚を感電させる方法は、個体数を測定したり識別したりする目的で一般的に行われているそうで、
魚を感電死ではなく、調査や捕獲の目的で一時的なショックを与えるそうです。
回収したコイは、肥料や釣り餌、加工食品用として販売されたそうです。
コイはナマズの養殖業者によって1970年代に持ち込まれ、
ミシシッピ川の流域からイリノイ州やミズーリ州の河川に入り込んで大繁殖。
コイが急増したためにほかの魚の餌が減り、生態系に影響が出ています。
コイは漁船に飛び込んで機材の破壊や乗船者の負傷につながる事もあるそうです。
電気ショックですか、そういえば、自動車のバッテリーで魚を獲るというのもある位ですから、
そんな方法もありでしょうね。
でも、感電死ではないとは言うものの、肥料や加工食品。向かう運命は一緒な訳ですね。
その他、植物では葛が猛威を振るっていて、生えだすと、一週間でジャングルが出来上がるそうです。
葛湯や葛餅など結構高いから、日本に輸出すればいいのに、とか思ってしまう訳ですが、
そんだけ葛粉が造られれば、値段が下がって商売にならないのかもしれませんね。
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