随分ふりつづいた雨で、各地の被害は大変な事になっています。
被災のたびに、何かと応援してくださる台湾の人々ですが、本当にありがたい事です。
そんな中、デイリー新潮によると、台湾の李登輝氏元総統が先月末来日、
95歳の高齢を押して、糸満市での戦没者慰霊祭へ出席。
23日の沖縄慰霊の日の翌日の、台湾出身日本兵の慰霊祭に参加したそうです。
第二次大戦では台湾から出征した人も多く、
李登輝氏自身、京都帝国大学在学中に学徒出陣、日本陸軍の少尉として終戦。
当初は慰霊碑の揮毫のみで、訪日の予定はなかったのですが
本人が沖縄なら行けると。
直前まで入院していたものの、台湾人の慰霊は大事だと。
誰も止められなかった様です。
晩餐会では乾杯のワインにも口をつけ、挨拶では中国の覇権主義を激しく非難。
衰えぬ気迫でしたが、スピーチ中、涙声になっていたそうです。
実兄も、終戦の半年前にフィリピンで戦死しています。
感傷的になるのは決まって日本の話をする時なのだそうです。
22歳まで私は日本人だったと公言、思い入れは深い様です。
台湾は少しの間、日本でした。
全てを日本と同じ水準にするために、インフラと教育に力が注がれます。
その事に関して、李登輝氏の様な方が、真剣に考え、
誇りに思ってくださっていると言う事実は、日本人として嬉しいです。
そう言った人々の言葉は本当の意味での勇気を貰える気がします。
そんな人々の声に応えられる国になりたいものです。
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