私は登山が好きで、学生時代はいろいろな所へ行きましたが、結構痛い目にあいました。
道に迷うのは四六時中、滑落やがけ崩れも何度か。
しかし、登山に行って、登山と全く関係ない事で恐怖を感じた事があります。
九州だったかな、低山でトレッキングしていた時、急に陽射しが無くなったので
見上げてみたら、気球がこちらに向かってきたのです。
ゴンドラまで釣竿で届きそうな位結構ぎりぎりでまで近づき、上昇していきました。
そんな古い記憶を思い出す記事がEngadgetに載っていました。
中国が打ち上げた「長征3B号」ロケットのブースターが、
四川省西昌市の西700km前後の山村付近に落下したようです。
当然共産国家は事故の失敗は報道はされていないものの、SNSに動画が投稿され、
状況はかなり危険な状況だった模様です。長征3Bは1月11日に打ち上げられ、
高分解能商業リモートセンシング衛星「高景1号」の3〜4号基を軌道に乗せました。
その4つのブースターのうちのひとつが山村付近の山中に落下、轟音と大きな火柱が発生。
中国のロケット打ち上げ施設は冷戦時のミサイル基地だったため、国境から離れた場所です。
なので、残骸が施設周辺の市街地付近に落下する事故が多発しています。
1996年にも中国は長征3Bが打ち上げに失敗。
付近の町に落下、数十の家屋を破壊し、
6人の死者、57人の負傷者を出す事故を起こした記録がありますが、
アメリカの衛星打ち上げのため、西側報道陣が取材していた為、
目撃情報から中国の発表は疑われていて、
西側メディアの推測では死亡者は推定200〜500人です。
まあ、あんまり空を見上げて歩く人は少ないので、
空からの危険はなかなか防ぎようがないのは経験上分かってはいるものの、
ロケットが燃料満載で爆発すれば、ミサイルでなくても半径500m位は大惨事です。
もしかしたら、流れ星がそのままこっちへ来るかもしれませんものね。
ログインしてコメントを確認・投稿する