mixiユーザー(id:15425768)

2018年01月09日20:40

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褐炭

近年、エコロジー関係に関する話はよく聞く訳ですが、

日本の識者とやらがエコロジー先進国であるドイツを見習えと叫んでいる訳ですが、

脱原発を標榜し、原発大国のフランスから電力を買い、火力発電に褐炭を使用して

世界に向かい制限しろと言っていた、温暖化ガスを自らばら撒いているという状況です。

そんな中、低品質な石炭の一種「褐炭」を火力発電所での使用に耐えうる

良質な燃料に加工する技術が開発されたそうで。

石炭は近年、価格の乱高下が激しく、褐炭を活用できれば、安定供給と

大幅なコスト削減につながると期待されてきました。

褐炭は水分量が多く、エネルギー効率が悪い割に、乾燥すると自然発火しやすく、

長距離輸送に向かず売り物になりにくいので、オーストラリアなどの産炭地では

ほとんど捨てられているのが現状なのだそうで。

褐炭は世界の全石炭資源の3分の1を占め、地表に近い層が多く採掘しやすいため、

その活用が長年の課題でした。

新日鉄住金エンジニアリングなどは10年以上前から研究を開始。

独自の乾燥技術で水分量60%のオーストラリア産褐炭を10%に落とし、

空気を遮断しながら高温で熱して揮発性成分を除去、自然発火を防ぐ事に成功。

品質は火力発電所で使用している石炭と同等。加工プラントの建設は1年から2年で可能。

なのだそうで、九電はオーストラリアでのプラント建設候補地の調査に着手。

初期経費のほか、3カ所の石炭火力発電所までの輸送費などを算出し、

採算性を見極めるのだそうです。

良質の石炭は減少の一途、褐炭使用は石炭の可能性を広げます。


褐炭は直接燃焼すると、大量の二酸化炭素を発する訳ですが、

ドイツで採れるのはほとんど褐炭なのだそうで、しかも、直接燃やしているようです。

日本みたいに天然ガスを使えばいいのに、コストのみでこんな事になっているようですが、

温暖化ガス協定はEU全体で乗り切る腹積もりのようです。

これは何だか全くエコロジーになっていない気がします。

炭酸ガスと原子力。

元々工業規模から日本の方がはるかに大きいのに、

炭酸ガス排出量はEUとほぼ変わらず、厳しい規制を日本が受けている訳です。

先日のニュースでは、エコロジーの最先鋒の太陽電池のリサイクルが難しく、

環境に全く優しくない事も発覚。

既存技術の熟成で乗り切ってきた日本も、民主党政権時代の無謀な太陽電池推進で、

太陽電池が普及したために我が国でも問題になりつつあります。

今回の技術は、従来の高性能火力発電所を持続させる力になると思います。

上質の石炭は、公害も炭酸ガスも最小限の排出で済みますから。

既存設備を使ったエコロジーですね!


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