最近、アシェットと言う、
模型やコレクションの付録つき雑誌のテレビコマーシャルがやたら流れています。
今回は第二次大戦中のドイツ軍五号中戦車みたいです。
1/16で金属製と言うことで、豪勢な話だなと、ホームページをみて見たら、
四つ角が張り合わせになって隙間が開いていたり、
車体前部のボールマウントが浮いた感じで通常型のMG34になっていたり、
とまあ、ここまでは、模型の経験がある人は修正できるので、
大きな問題にはなりませんが、ひとつ大問題が。
この模型の売りになっている「ツィンメリットコーティング」が大問題です。
これは磁石式の爆薬がくっつかないようにするための立体塗装なのですが、
実物は車体を組んだ後に手作業で塗布するのでいろいろなパターンがあるのですが、
整然と機械作業のように並んでいる上、装甲の隙間が開いている部分も問題、
ここまでは、相当苦労しますが何とか修正できそうですが、
ほとんど施されていた車体後部の工具箱には無くて、
車体側面につける「シュルツェン」と言う追加装甲に施されている点です。
実戦車両の写真では見た事も無く、ソミュア博物館の復刻車両で
違う薄いパターンを見掛けた位です。
生産手順を知っている人ならまずこうはしないだろうと言う部分です。
本来、追加装甲に対戦車榴弾をつけてもほとんど効果が無いのです。
その事はドイツ人自身も知っていました。
しかも消耗品にそんなものを施す余裕が無い時期に入っています。
となると、「シュルツェン」は作り直し、
「ツィンメリットコーティング」は全面修正。
多分全号買うと10万円超えてくるのにこれはつらいなと。
専門家を雇わなかったのですかねえ。
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