mixiユーザー(id:15425768)

2017年05月22日17:58

43 view

今さら

岡山大学大学院環境生命科学研究科は欧米の古文献を再調査した結果、

日本では食用として広く知られている貝類のサザエが、

これまで有効な学名をもたず、事実上の新種として扱われるべきであることを解明、

サザエの学名を新たに「Turbo sazae Fukuda, 2017」と命名したそうです。

サザエは、日本ではアサリやシジミと並んで最もよく知られた貝類であり、

国民的アニメーションの主人公の名前にもなっていますが、

そのような種ですら、我々人類はアイデンティティを正しく把握できていなかったのです。

このことは、生物の種の正確な識別と同定がいかに困難であるかを示す一端として示唆的。

<本研究成果のポイント>

○ 地球上に存在するあらゆる動物の種のうち、学名のない種(未記載種)は、

万国共通の国際動物命名規約に即し、新種として学名を記載・命名されなければ、

生物学上、正式に認知されたことにならない。

○今日に至るまでサザエの学名は、1786年に英国の僧侶兼博物学者ライトフット氏が命名したとされる

「Turbo cornutus」が用いられてきたが、実はこの名は中国に産する別種ナンカイサザエに相当し、

サザエではなかったことが今回初めて判明しました。

○この混乱は、英国の貝類学者リーヴ氏が、1848年に誤ってナンカイサザエとサザエを混同し、

サザエを「Turbo cornutus」と呼んだことに端を発します。

これ以後約170年にわたり、世界の貝類研究者全員がリーヴ氏の誤同定に引きずられてきました。

○リーヴは同時に、シーボルト氏が日本で採集したサザエを「Turbo japonicus」と命名しましたが、

その際になぜかモーリシャスに産する全く別の種と混同し、後発研究者によってこの学名は

モーリシャス産に固定されてしまった。

国際動物命名規約のルールに従えば T. japonicus はモーリシャスの種の学名であり、

もはや日本のサザエには適用できません。

○ナンカイサザエは1995年にサザエと識別され、新種「Turbo chinensis」として記載されましたが、

この時記載されるべきだったのはナンカイサザエではなくサザエの方でした。

T. chinensis は T. cornutus の不必要な新参異名であり、無効名。

○結局、サザエには、史上一度も有効な学名が与えられたことがない事になります。

つまりサザエは、驚くべきことに、事実上の新種でした。

よって今回サザエを「Turbo sazae」と命名。


とまあ岡山大学大学院のホームページからの文章な訳ですが、

この中の、この事例は生物の種の正確な識別と同定がいかに困難であるかを示す一端、ではある訳ですが、

同時に、学名が無くてもほとんど支障が無かったと言う事でもあります。

しかも日本種を意味する T. japonicus はモーリシャス種に固定されるは、結構ずさんです。

遠きモーリシャスに日本種の名前の違和感、170年気づかれなかった今さら感。

しかし、なぜ Turbo なのでしょうね?

自動車のターボ装置の外見は巻貝みたいなのは確かですけどね。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する