京都新聞によると、陸上競技短距離走における競技者のスタート反応は、
ピストル音が鳴るタイミングが早いか遅いかによって左右されることを、
立命館大スポーツ健康科学部が現役選手による実験で突き止めたそうです。
ピストル音が鳴るのが早い場合より遅い場合の方が、最大0..04秒早く反応。
短距離走では「よーい」を意味する「セット」の掛け声を経て、
「どん」に当たるピストル音が鳴らされますが、
「よーい」と「どん」の間隔に明確なルールはないのだそうです。
グループが2012年から2015年までの五輪、世界選手権の83レースについて
セットからピストル音までの間隔を調べたところ、
約1.45秒から約2.30秒まで様々な事から、間隔のばらつきがスタートに及ぼす影響を調べました。
実験には20代男性で国際大会の経験もある7人の選手が参加し、
セットとピストル音の間隔が1.465〜2.096秒の間の5通りでスタート反応を調査。
筋肉の動きを感知するセンサーやハイスピードカメラ映像の分析から、
ピストル音から体が動き出すまでの時間は、
「よーい」と「どん」の間隔が1.465秒の際は平均0.156秒だったのに対し、
2.096秒では0.117秒しかかからず、間隔が長いほど選手の緊張感が高まり、
好スタートの要因になると推測されます。
ピストル音の鳴るタイミング次第で反応時間が0.01秒の単位で変わるという結果に、
レースごとにスタートの公平性を期すのであれば、
セットとピストル音の間隔をルールで一定にする対策が必要になるとの事。
私みたいに一般人は違いががあったとしても、あくまで誤差の範囲なのですが、
アスリートとしては大きな差なのでしょうね。
0.04秒ですか。
正確に時間が計れるようになった現在、ますます時間に追われる気がします。
腹時計ではだめですね。
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