オリコンの記事によると、俳優の日下武史さんが、15日、
誤嚥性肺炎のため静養先のスペインで息を引き取られたそうです。
86歳。
劇団四季創設メンバーの一人で、慶應義塾高校在学中より、浅利慶太氏らとともに
劇作家・加藤道夫に師事、在学中の1953年に9名の仲間たちと共に劇団四季を結成。
翌54年に、旗揚げ公演として『アルデール又は聖女』を上演して以来、
ストレートプレイからミュージカルまで、幅広く活躍した方でした。
出演作品は、『エクウス』、『ヴェニスの商人』、『スルース』、『鹿鳴館』、『赤毛のアン』など。
声優やナレーターとしても活躍、『アンタッチャブル』、『アマデウス』などの吹き替えを務めました。
1991年には芸術奨励文部大臣賞、96年に紫綬褒章、02年に勲四等旭日小綬章などを受章されています。
葬儀は近親者のみで執り行い、後日お別れの会を行う予定。
とうとうですか。
私自身はラジオドラマ『あいつ』のインパクトが強く、ずっとファンでした。
特に朗読の能力が抜きん出ていて、声だけで情景が見えるようでした。
吹き替えでは映画『カサンドラ・クロス』のリチャード・ハリスの声が印象的です。
何だか自分の世代を構成していた人々が亡くなると変な孤独感に誘われます。
ありがとうございました。
ご冥福を
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