たまに見直す映画に、「ロード・オブ・ウォー」という
実在の武器商人をモデルにした映画があります。
ニコラス・ケイジ氏がウクライナ移民のアメリカの武器商人ユーリを演じます。
どこまでが真実かは不明ですが、なかなか面白い映画です。
映画の中、主人公ユーリには、武器商人として4つの掟を持っています。
1.自分の商品では撃たれないこと。
2.常に支払いの確保をしておくこと。
3.自ら銃を持って顧客に加勢しないこと。
4.戦争をしないこと。特に、自分自身とは。
というものですが、実に生き残り術として大切な部分を含んでいます。
この映画に思うのですが、今のヨーロッパ各国が踏み外した感があるなと。
1.の自分の商品では撃たれない。は一番厳しい話になっています。
世界のテロリズムの根源は、西欧各国が売ったり持ち込んだものですし、
3.の自ら銃を持って顧客に加勢しないこと、は冷戦期以前から国家の利害という名目で、
顧問や義勇軍という形で具現化しています。
こう言った結果、4.戦争をしないこと。特に、自分自身とは。と言う部分は、
流入する「難民」との軋轢、「難民」の処遇に対する自国民同士の軋轢、
に繋がっている気がします。
武器商人の掟は生き残りの術、現代のヨーロッパ各国は、
こう言った政府の政策ミスから国民が最前線に立たされている状況なのだなと。
身元不確かなところに武器が流れ込み、政策の元軍事介入し、その贖罪か難民を受け入れ、
国が割れつつある。
武器商人ですら気づいていた原則を国家が踏み外したのでは、国民はたまらないと思います。
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