時事通信の記事によると、
ワサビやシナモンの辛味成分を感覚神経細胞で受け、痛覚として伝えるたんぱく質に対し、
この働きを阻害する化合物の作用メカニズムが解明されたそうです。
岡崎市の生理学研究所と分子科学研究所のチームが発表しました。
この仕組みを応用すれば、新しい鎮痛薬を開発できる可能性があるそうです。
辛味成分を受け取るたんぱく質「TRPA1」は
人やマウスのほか、ニワトリやトカゲ、カエルで見つかっています。
人などのTRPA1には結合して働きを阻害しますが、
カエルのTRPA1には作用しない化合物に注目、違いを詳細に分析しました。
結果、人のTRPA1の立体構造のうち、働くのに不可欠な部分をピンポイントで特定。
この部分を抑える安全な化合物を見つければ、新たな鎮痛薬になると期待されるそうです。
辛味を痛みに変換する仕組みを解明して、
どう鎮痛薬に絡むのか今一つ理解できないのです。
刺激の構造は分からないでもないのですが、結局痛みを直接抑える薬に思います。
辛味=痛みと考えると、辛いのが苦手な人は、
敏感なので痛みを感じるのかも知れませんね。
ログインしてコメントを確認・投稿する